小野子山と雨乞山(なかなかキツイ)

3月12日

また小野子三山です。

小野子三山とは群馬県渋川市にある低山で、小野子山と中ノ岳と十二ヶ岳の三山をまとめた呼び名です。変化のある登山道が個人的に気に入って、夏山シーズン前の足慣らしで時々お世話になっています。

これまで何度か歩いている小野子三山ですが、今回は「小野子山登山口」から登るコースをはじめて歩いてみます。このコースは小野子山の手前にある雨乞山のピークを越えるのでアップダウンがキツイとの噂が。(だから避けていた)

 

小野子山登山道入口駐車場です。6時30分の到着で一番乗り~。

 

十二ヶ岳登山口駐車場と同じような広さ、同じようなトイレと東屋があります。トイレは簡易ぽっとんなので道の駅おのこの利用を強力おすすめ。

Googleマップで小野子山登山道入口駐車場をみる

準備のため車の外に出ると、同じ山域を歩いた2月29日とあきらかな違いが。この数日で季節はポカポカ陽気の春に移行、車を出た途端に花粉症が一気に爆発。山を見渡すとたくさんの怪しげな針葉樹達がわっさわっさと風に揺れていました。目と鼻がとんでもなく痒いぃぃぃぃ。

 

7:05小野子山登山口出発です。いきなり階段です。この階段が地味にキツくて初っ端から体力使います。階段に沿って電柱があって「電力会社の人はここまで登ってから作業するんだ、大変だなぁ」と思いました。

 

階段を過ぎるとようやく登山道っぽくなりました。

 

細い尾根に石がゴロゴロは群馬の低山らしい景色です。この頃には早くもヘロヘロ。初っ端の階段でペース上げ過ぎた。山歩きの体力配分ペースってホント難しい。

 

ひたすら登らされる小野子山。十二ヶ岳側と比べてかなりキツイ。

 

8:08やっと雨乞山山頂。

 

樹木の中の眺望の無い山頂です。広いし腰を下ろせそうな場所も数か所あるし、ここでお昼ごはん食べてもよさそう。

 

雨乞山山頂からいったん落とされて再び登り返し。日陰部分には雪はちょっとだけ、これも今日明日で無くなりそう。

 

明るい尾根道に出ました。こういう尾根道は気分良いねー。

 

ところどころ左側が開けて浅間方面が見えます。2月と比べて空が霞んでます。春だね~。

 

山頂直下の急登です。

 

9:20小野子山山頂到着!それほど広くはないけれど、かといって狭くもないほどよい広さの山頂です。

 

樹木で遮られてバーンと大展望ではないですが(春なので霞んでるし)、赤城方面と浅間方面は視界が開けてまぁまぁ景色は眺められました。今気が付いたんだけど山頂からの眺め撮るの忘れてた。ここでカップ麺のお昼ごはん(?)食べました。

 

さぁ、この後どうしようかな?中ノ岳へ続く登山道を見ると、雪がたっぷり残ってる。先行したハイカーさんのひとりが戻って来て「滑り止め無いから無理だった」を聞いて、今日は小野子山だけにしました。一応チェーンスパイクは持ってたんだけど靴がローカットだったのと、「この先へ縦走するのが面倒くさかった」というのが正直なトコ。

 

9:45では帰ります。帰りは陽射しが強くて、初夏みたいでした。

 

目の前にそびえる、あの山が雨乞山?なんとも不思議な名前で由来が気になる。

 

10:30再び雨乞山です。

 

朝は薄暗さがあった木立が明るくなって、まるで初夏みたい。

 

11:22小野子山登山口まで戻ってきました。

 

この日すれ違ったハイカーさんは15人くらいかなぁ?百名山とか行くと数十人・ヘタすれば数百人とすれ違うんで、やっぱり静かに歩ける里山が好きだなぁ。

今回はじめて小野子山登山口から歩いてみて、最初の雨乞山のピークまでがキツイと思いました。それと、久々に石ころや木の根の露出した土の上を歩いたけれど、全てが雪に覆われた圧雪の上を歩くより数倍足に負担がかかると思いました。久々に筋肉痛になったなぁー。

 

下山後は靴の土をしっかり落として豚さんを守ろう!

 

小野子山下山時に駐車場の東屋に行ってみると、豚さんの家畜伝染病CSFウィルスの感染防止消毒液が置かれ、下山時は靴の土をよく落とすようにと記されていました。JAの給油所ではタイヤの消毒用噴霧器も置いてあるようです。

群馬県に限らず他の府県でも豚熱拡大防止対策をハイカーやハンターに呼び掛けています。具体的な対策例としては大阪府のPDFパンフレットが詳しく書かれていると思いました。
 


 
※豚熱(CSF)はイノシシと豚の病気です。人には感染することはないと農林水産省のページに記されています。

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