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はしご湯のすすめ・日本放浪編

日本半周・2018 山歩き 北アルプス

槍ヶ岳(小槍はぜんぜん「小」ではない)その2・~槍ヶ岳山頂~

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8月2日(木)(晴れ)

ババ平の朝は無茶苦茶早いようです。まだ空には月がこうこうと輝いていますが、なんと3時過ぎ頃に誰かが登山道を熊鈴鳴らして槍ヶ岳方面へ歩いてゆく音で目が覚めました。そして3時半にもなると次々とテント場や山小屋泊の人達が出発していきます。今日は槍ヶ岳山荘へ移動するだけなので、もっとテント場でのんびりしようと思っていたのですが、起きてしまったのでまぁしょうがない、私達も準備にとりかかります。

・・・といいつつ、

 

5:50朝食や準備をダラダラしていたので、早く起きたわりには出発がこんな時間になってますが。一晩お世話になったババ平、虫の件を除けばなかなか快適なテント場でした。

 

 

テント場から少しばかり歩いた先に、ガレた石が道を覆う崩落個所がありましたが、昨日の夜に時折カラカラと落石音が聞こえていたのは、ここだったかもしれません。ここからしばらくは、ゆるやかに上る登山道を進みます。

それにしても北アルプスの登山道は(と言えるほどあまり歩いてませんが)、どこもとてもよく整備されていて助かります。特にこの上高地~槍ヶ岳間はメジャー中のメジャー路で、私が見てもわかるような初々しいハイカーさんや小さい子もとても多く、本当に丁寧にそして親切に登山道が整備されている感があります。

 

 

沢にもそれぞれこんな具合に名前が記されています。

 

6:10槍沢大曲りです。ここは喜作新道方面への分岐になっているようですね。

 

もうだいぶ槍ヶ岳に近づいているハズですが、まだ見えません。ここに来るまでの間に何人かのテント装備の人や小屋泊まり風の人がいましたが、槍ヶ岳は他の山よりも比較的初々しいハイカーさんが多いようで、皆さん重いザックに悪戦苦闘しているようでした。みんなガンバレ~。(←お前もな)

 

7:20水場です。ここでボトルに一本汲みました。冷たく雑味のない美味しい水が流れていました。は~・・生き返った。

 

水場から少し進むと遂にその時がやってきました!

 

槍です!槍の穂先が姿を現しました!

今まで他の山から見てきたどの槍ヶ岳よりも近く大きく見えたので、最初は「あれが本当に槍ヶ岳なのかなぁ?」なんて思ってしまいましたが。

 

ここからは常に槍ヶ岳を見ながら歩けるので、気分も上がります。その反面、すでにヘロヘロ状態の足は上がらず。

 

途中にあった播隆窟。中は洞窟のようになっていて、急な雷雨の時には避難所になりそうです。この播隆窟は「槍ヶ岳初登はん・開山をなしとげた念仏行者播隆がそのつど利用した岩屋」とのこと。まだ登山道なんてない時代、装備だって今じゃ考えられないような簡素なものだったに違いない時代に、こんな岩だらけの山をよく登ったもんだと感心します。しかもこの御方、なんと5回も登はんされたようで。

 

いよいよ槍ヶ岳が近づいてきました。

 

凄い迫力だなーーー。

 

後ろを向くと小さく富士山の姿が。

 

8:23殺生ヒュッテとの分岐です。山小屋の横にはテントも見えます。擦れ違った女性は「昨日は本当は槍ヶ岳山荘を目指していたけれど、途中でバテちゃって殺生ヒュッテで泊まったの」とのこと。うーーん、その気持ちわかるなぁ。この辺りから槍ヶ岳山荘まで本当にキツイですもん。

そして恐ろしい事に槍ヶ岳山荘はテント場の設営数が決まっていて、テント装備を担いで行っても満員だったら山荘に泊まるかこの殺生ヒュッテまで再び降りてこなきゃならないそうです。ヘロヘロに疲れてようやく到着したのに、また下るなんて絶対に嫌だぁーー。(後にその無情な光景を目の当たりにします)

 

見上げれば槍ヶ岳山荘が見え、ヘリの荷揚げ真っ最中です。目標物が見えてもうすぐ着きそうなのに、なかなか着かないのが山あるある。

 

足元には可憐な花々が揺れてましたが眺める余裕もなく、ヒィヒィフゥフゥと槍ヶ岳山荘を目指して歩くのみ。

 

9:00やっと槍ヶ岳山荘に着きました。はーー疲れた。この時はまだこんなに空いてますが、数時間後にここが渋谷並みに激変します。

 

槍ヶ岳山荘は、いわゆる「肩」の部分に山荘があり、すぐ横には槍ヶ岳がドーン!

 

後ろを見れば北アルプスの山々がバーン!

 

笠ヶ岳がズーン!最高の立地ですね。

 

山荘では、こんな言葉で出迎えてくれます。本当に疲れました。

 

 

先ずはテント設営の申し込み、すんなり受付完了。どうやら殺生ヒュッテ流しにならずに済んだようです。というか、この時間はまだガラガラでした。※テント場については次の記事で。そしてテントを設営し、小屋で一休みの後・・・

 

いよいよ槍ヶ岳を登ります!

 

本当は明日の朝登ろうと思っていたのですが、山荘から槍の穂先を見てみると登っている人はほとんどいないし、ガスも無く天気もいいし「よし!行くなら今だ!」となったワケです。

 

 

ちなみに我家はヘルメットを持参していないので、山荘でお借りすることにしました。申込用紙に記入し1個500円でレンタルします。

レンタルヘルメットはマムートでした。なにしろヘルメットは初めて被るので、正しく被れているかがわからず、売店のお兄さんにチェックしてもらいましたよ。そしてこれまでの山ではテント場から山頂へのピストンの場合、いつもは荷物を全部出してペチャンコになった大型ザックに水や雨具を入れて背負って行くんですが、今回はちゃんとアタックザックを持ってきました。ま~・・アタックザックといっても日帰りで使っている小さいザックを突っ込んできただけですが。

 

10:47さ~、出発しましょう!山荘のすぐ横が登り口になっているので、気が向いたらすぐに山頂を目指せるのが槍ヶ岳山荘のいいところです。コースタイムは往復1時間、なんだったら何度でも繰り返し登る事もできます。(登らないけど)

 

見ての通りの岩場で怖い感じもしますが、コースは物凄く丁寧に整備され次はどこへ進むべきかの印も常にあり、なによりコースの大半が登り専用と下り専用とに分かれているのがよいです。小学低学年くらいの小さい子も登ってましたが、普段ジャングルジムで遊んでいるのか、大人よりも断然スムーズでした。

 

小槍です。実際に近くで見ると全然「小」じゃないですよ。かなりの大岩野郎です。

 

おっ、だいぶてっぺんが近づいてきました。

 

あともうちょい・・かな?

 

だいぶ上がってきました。

 

・・・・!?

 

11:05唐突に山頂に到着しました!

 

これは凄い!

 

周囲は360℃の大展望です!

 

穂高連峰の岩々がゴジラの背のように見えます。

 

荷揚げのヘリも上から見下ろします。(なんか変な感じ)

 

定番の記念写真をパチリと。

 

そして山座同定なんぞを。

 

11:30下から上がってくる人が見えたのでそろそろ降りましょう。槍ヶ岳の山頂って結構狭いんですよ。

 

帰りはどうしても下がモロ見えになるのでビビりますね。

 

11:55戻って来ました。岩山は慣れていないし、最初は「大丈夫かな?」って心配でしたが、なかなかどうしてとても楽しめました。「明日の朝も、もう一度登ろうか?」なんて話しをしてたんですが、翌朝の槍ヶ岳は、なんともトホホな感じになってまして・・。

→次回は槍ヶ岳山荘テント場編です。

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