常念小屋テント泊・3(常念小屋テント場は灼熱地獄)

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このページでは2016年7月16日(土)に幕営利用した常念小屋テント場の様子を紹介します。
 

常念小屋テント場データ

2023年度予約不要
ひとり2000円(トイレ代込)
水1リットル200円
常念小屋公式サイト

2016年はひとり1000円(トイレ代込)・水1リットル200円でした

 

常念小屋は「一ノ沢登山口」から行くと樹林帯の尾根道を登り上げて、見晴らしのいい稜線に飛び出した丁度その場所という好立地に位置しています。稜線からは槍ヶ岳をはじめ北アルプスの山々が横一列にズラリと並ぶ姿が迫り、暑くて蒸し暑い樹林帯を汗流しながら登り上げてこの光景を見る瞬間、誰もが感動するはず。

 

常念岳の「肩」の部分に位置していて、雷鳥も住む登山道を歩いて山頂までのコースタイムは約1時間。

 

常念小屋のテント場は、常念岳から見て「小屋→テント場1→テント場2」という具合に大小ふたつのテント場が稜線上に横並びになっています。どちらのテント場にもトイレが設置されていました。

 

まずは常念小屋でテント代(ひとり1000円)を支払います。

 

小屋のすぐ横に位置するのが「小さいテント場」。

 

小屋の近くだからか人気で、早々にたくさんのテントが設営されていました。

このテント場の難点はトイレが強烈に臭う事。トイレから一番離れた場所でも風向きによって臭ってました。

 

「小さいテント場」の先(大天井方面)にある「広いテント場」。こちらは何故かガラガラ。今回は静かそうなこちらに設営することにしました。

 

テント場は全体的に槍ヶ岳方面に向け若干下がっていますが、概ね平らで張りやすい印象。

 

こんな具合に段々畑のように整地されています。

 

設営中、ペグを家に忘れて来た事が発覚!風が強くなりませんように。

 

テント場の目の前には槍ヶ岳をはじめ北アルプスの山々がズラリ。翌朝は逆方面でご来光も見えました。

 

常念小屋テント場のトイレ

テント場のトイレです。大きいテント場・小さいテント場それぞれにトイレが設置されていたのは嬉しいです。トイレの外にはありがたいことにポリバケツに入った手洗い用の水も用意されていました。

ボットンなのでトイレの中は臭いますが、大きい方のテント場では外は全然臭いません。小テント場のトイレは外までも強烈な臭いを発していたのに、こちらはほとんど臭わなかったのが謎です。勝手に推測すると「小テント場」の方は小屋に近く日帰りの人の利用も多いから「内容物」が溜まりに溜まって臭いがキツイのかなぁ?と思いました。「大テント場」のトイレは奥まった所にあって、このテント場利用者以外は気が付きにくいかもしれません。

 

常念小屋の水場

常念小屋には湧水などを自由に汲める水場はなく、水は1リットル200円で販売されていました。沢から引いた水だそうです。「一ノ沢登山口」から行くと登山道の途中に「最終水場」があって、水代を少しでもケチろうと4リットル汲んで行きました。(重かった・・・)

水の他にペプシ(400円)とビールロング缶(700円)を購入しました。缶の引き取りは不明で、私たちは潰してザックに入れて持ち帰りました。

 

14:30頃のテント場です。テント場といえばだいたい14時~15時位にはその日のメンバーが揃う頃なので「連休とは思えぬ空きっぷりで良かったなぁー」と、この時は思っていました。

 

暑い・・暑すぎる・・常念小屋テント場で日陰争奪戦

「さて、テントで優雅にお昼寝でもしますかね」と中に潜りこみます。

1分・・・2分・・・・3分・・・・ぶぁーーーーーーっっっ!!無理無理無理!ヤバイ、ヤバイ、ヤバイッッ!!下手なサウナよりキツイ灼熱地獄ですよッッ!!テントの中は生肉入れたら秒殺されそうな程の高温となっていました。

どちら様も同じ状態で、あちこちから「あっぢぃぃー」と飛び出す人々の姿が。

土が熱せられたテント場そのものが灼熱なので、風通しのいい場所と日陰を求めてあちこちでハイカーさん達が苦悶の表情でゾンビのように彷徨っています。数少ない木陰は早いもの勝ちで、ハイマツのわずかな日陰にしゃがみこむ人も。

加えてハエ・アブの類と思われる羽虫がめちゃくちゃ多い!腰を下ろして寛いでいると、たちまち体中にたくさんのハエが集って体の塩を(?)舐めまくってました。

 

15:30も過ぎる頃、夕暮れに向かうヒンヤリとした空気が流れ込み、ようやく少しだけ暑さが和らいで来ました。少し涼しくなったのでテント場周辺を散策。

 

コマクサは、枯れしぼんで、もう終盤の様子。

 

このキキョウは毛が生えているからチシマギキョウ?お爺ちゃんの耳毛みたい。

さて、この日は、このまま穏やかに夕暮れを迎えるのかと思っていたのですが・・

16:00も過ぎる頃、テント場に一人の男性が汗だくになりながら登場。テント場の様子を見るなり「おっ!」と、目が明らかに輝いた。

(おやぁ?もしかしたら今からテントを張るのかナァ?混んでると思ったら空いてて逆にビックリって感じかな?)などと思っていたら・・男性の後を追うように次から次へと来るわ来るわ、男子高校生が続々と。ザッと数えただけで20数人!どうやら先ほどの男性は引率の先生で、例によって山岳部御一行様がご到着です。

 

一気に賑わうテント場。我家の後ろには別グループの大学生の山岳部もテントを設営。気がつけばなかなかの賑わいっぷりになっていました。

 

夕食は手っ取り早くアルファ米+レトルトカレー&春雨スープでした。

 

準備中に200円で購入した水をぶちまけて、一瞬にして大地に吸い込まれてしまったのが残念だったなぁ。(あぁ200円が吸い込まれてゆく~っっ)

その頃、隣の高校生テントからは強烈な焦げ臭が・・。「芯があるのにべちゃべちゃしてる・・」という悲しげな声が聞こえてきます。どうやら、かなりパンチの効いたゴハンが炊き上がった様子。山小屋は大人気で、お客さんが「夕食は6時40分の三回戦目でお願いします」とスタッフから説明を受けていました。

 

夕暮れがやってきました。

 

多くの人が言葉無く山や空を見つめています。

夜19時18分、陽が落ちるとあれほど暑かったテント場の気温は一気に急降下、12.6℃になりました。

この日は疲れていたので早々に爆睡、二人そろっておそらく大イビキをかいていたものと思われます。日付がかわる頃、かすかな雨だれで薄っすらと目を覚ましました。どうやら夜中の数時間、雨が降ったようです。

 

常念小屋テント場のご来光

2016年7月17日(日)

2時、隣の高校生達が起き出し、バタバタと準備を整え嵐のように出発して行きました。続いて後ろの大学生も目覚ましをポンポコ鳴らしながら3時には起床。みんな早いねぇ。

 

夜明けです。小屋やテント場からたくさんの人が出て来て、みんなご来光を待っていました。

 

雲の合い間からお日様が出て来ました。

 

日の出はテント場の背後(登山道側)から昇っていました。

 

稜線が朝陽に照らされています。

 

テント場では、あちこちで撤収が進み、みんなそれぞれの目的地に出発です。

 

5:00テント場の気温13.9℃。あんなに激暑だったのに朝はキッチリ冷えてダウン着ました。

 

6:54出発します。一晩お世話になりました。

帰りは生憎の天気で、終始霧雨状態。終盤には普通に雨が降り出す始末。こんな天気だからか、思ったほど擦違いには苦労しませんでした。そして、やっぱり帰りも樹林帯は蒸し暑かった。

9:49登山口到着。

 

この後、雨にぬれながら駐車場まで歩いて行きました。最後の最後に雨に降られてしまったけれど、全体的には天気良く大満足でした。

今回の山行を一言でまとめるならば、「常念岳はビックリするほど暑かった!」

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