八ヶ岳・行者小屋テント場(小屋オープン前)

2023年5月下旬の土日を利用して八ヶ岳の赤岳~横岳~硫黄岳を行者小屋テント泊で歩いて来ました。このページでは実際に幕営利用した「行者小屋テント場」の様子を紹介します。
※2024年5月下旬に再びテント泊利用しました。特に大きな変化はありませんでした。
 

行者小屋テント場データ

2024年5月予約不要ひとり2000円(トイレ代込)

2023年5月予約不要ひとり2000円(トイレ代込)

 

歩いたコース
[1日目]美濃戸登山口(南沢コース)→行者小屋→(文三郎尾根)赤岳→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→行者小屋(テント泊)

[2日目]行者小屋→(南沢コース)美濃戸登山口

美濃戸から南沢コースを歩いて今日の宿泊地「行者小屋テント場」にやって来ました。美濃戸から行者小屋までのコースタイムは約2時間30分。気を付けて歩けば大きな危険個所は無い、とてもよく整備された歩きやすい登山道でした。

 

この時期の南沢コースに咲く可憐なホテイラン。ちょっとエイリアンみたいな顔してる。

 

行者小屋テント場

行者小屋です。訪問した5月下旬はまだオープン前で小屋は開いていませんでした。営業は概ね6月上旬~10月下旬と年末年始のようです。小屋はまだ開いていませんがテント場は通年営業です。小屋が開いていないので食品や飲料の販売はなく、トイレと水場のみの利用です。

 

なかなかの広さがある行者小屋のテント場。

 

これだけ広いと「うーーん、どこに張ろうか?」と逆に迷う。

 

行者小屋に掲示された見取り図によると・・・・

 

なるほど・・・小屋前広場から少し赤岳方面へ進んだあの辺がメインスペースみたい。

 

メインスペースの他にも小屋の横のちょっと高台になっている所や(場所により阿弥陀岳が見える)

 

小屋前から一段下がった中洲っぽくなっているところなどなど、いろんなところにテントが張られていました。探せばいろんなスペースが見つかりそう。(この中州エリアは一見するとひっそりとしていますが小屋前広場から目につきやすく丸見え)

 

人気のテント場なんでこんな感じにキレイに整地されたスペースがあちこちに点在していてペグも刺さりやすいです。

 

テント場内をウロウロ歩き回って散々迷ったけれど前回とほぼ同じ場所に張りました。メインテントスペースから沢を渡った木立の手前で、ここには1~2人用テントのスペースが数張りぶん点在していました。トイレと水場には行きやすく、メインスペースからは沢を隔てているので静か。

 

ここの一番のお気に入りポイントが・・・これですよ、この眺め!目の前に赤岳から横岳への稜線がズラーーーッとそそり立っています。

 

この設営場所で気になったのがすぐ目の前の沢の存在。沢といっても水量はとても少なく涸沢にしか見えない個所もありますが、これって大雨の時はどうなるのかなぁ??寝てる間に浸水とか嫌だな。

 

行者小屋テント場の水場

今回で3回目の行者小屋ですが(うち2回はオープン前)、来るたびに水場の位置が変化していました。

 

前回オープン前に訪問したときは小屋のすぐ横まで水が引かれていました。

 

行者小屋のすぐ横なので誰でも見つけやすい場所です。

 

オープン後は小屋の真ん前まで引かれて蛇口までセットされていました。

 

そして今回はテント場のメインスペースから少し赤岳方面へ行った沢沿いが水場となっていました。よく「冬の水場」と呼ばれているのがココかなぁ?

この水場は事前に知っていないと、ちょっとわかりにくいと思いました。というのも実際にハイカーさんの中には「オープン前の行者小屋には水場が無い」と思っていた人や、小屋のまわりを探していた人もいました。

 

場所は行者小屋テント場をほんのちょっと文三郎尾根方面へ。すると右側に沢へ降りる道があります。(左へ行くと文三郎尾根)

 

沢に行けばもう目の前に水がジャバジャバ出ているからわかると思います。

 

水源にさし込まれた管からはキンキンに冷たい水が大量に出てました。沢にあるけれど横の土の中から出ているから沢水というより湧水??この大量の水はどこから来てるのかな?

以前、小屋のスタッフさんに「煮沸しなくても飲めますか?」と伺ったところ、「うーん、まぁ、沢から引いているので大丈夫とは思いますが・・」との回答でした。ま、その辺は各自の判断・自己責任でどーぞ、という事ですね。私は煮沸しないで普通に飲みました。雑味のないとても美味しい水でした。

 

行者小屋テント場のトイレ

テント場利用者は小屋の外トイレを利用します。トイレ使用料もテント代に含まれていました(通過利用は1回100円)。外トイレは小屋の前と後ろに男女兼用の洋式が一室づつ。

 

こちらが裏のトイレ。両トイレ共トイレットペーパーは業務用のデカいのがたっぷりありました。訪問時の外トイレはなぜか手前より裏の方がキレイで臭いも少なかったです。

この他に工事現場などでお馴染みの仮設トイレも数基ありましたが、こちらは使用不可でした。オープン後に使用するのかな?

 

行者小屋オープン前のテント場使用料の支払いについて

「行者小屋はまだオープンしていないし、支払いはどうしたらいいのかな?」と思い、事前に赤岳鉱泉に問い合わせしたところ「赤岳鉱泉で支払ってください」とのことでした。※2024年5月再訪時に確認したところ「お昼から夕方頃に赤岳鉱泉のスタッフが行者小屋まで行きます」とのことでした。

 

私達は周回コースの途中に赤岳鉱泉を通ったので、その時に支払いました。

 

料金を支払うとテント場利用の注意事項兼領収書のような紙と、支払いの証となるタグを渡されます。タグはテントに括りつけます。

ちなみに前回と今回とも夕方になると赤岳鉱泉からスタッフさんが集金に来ていました。※2024年も集金に来てました。

 

赤岳・横岳・硫黄岳周回

テント設営後は行者小屋の文三郎尾根から赤岳→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→行者小屋の周回コースを歩きました。以前は少数派だったヘルメット装着も、今ではほぼ9割の人がかぶっていました。

 

楽しみにしていた横岳のツクモグサはまだ花が開いてませんでした。でも産毛に包まれてヒヨコみたいなかわいい蕾が見られたので満足。

 

以前に開花したツクモグサを撮っていたので載せます。

この周回コースには3大キツイポイントがあって、ひとつが文三郎尾根の急登、もうひとつが硫黄岳山荘から硫黄岳への登り、そして一番精神的にキツかったのが赤岳鉱泉から行者小屋までの眺望のない退屈な樹林帯のダラダラ登り。

 

赤岳鉱泉からは行者小屋間は気分的にはもう山行が終了しているのでホント足取りが重かったです。

 

山行の後はお楽しみのグダグダタイムです。テントにゴロリしながらこの景色を眺める幸せ。

 

やがて夜が来ました。行者小屋のテント場はガッツリ登山をする人が多いのか、日が暮れる頃にはどのテントも早々に寝てしまいました。

真っ暗になると森のあちらこちらからトラツグミの「キーン」という、なんとも哀し気な細い鳴き声が聞こえて来ました。トラツグミって「ヌエ」という別名もあって、昔の人は妖怪の声だと怖れていたんですね。

 

夜明けです。既にテント場は活気に満ちていて、これから周回に向かう人、早くも撤収して移動開始する人、小屋前には既にたくさんの日帰りハイカーさん達も到着していました。地蔵尾根を見上げるといくつものヘッドランプの光が稜線目指しています。

 

朝4時の気温は4℃でした。思ったほど寒くない。でも湿度が高くてテント内の結露が久々に凄かったなー。寝袋カバーは必須。

朝ごはんを軽く済ませて私達も出発です。一晩お世話になりました。なにげにお気に入りの行者小屋テント場、また来るヨ。

 

 

今回の寝具装備

モンベル/ステラリッジ2
モンベル/フォームパッド
サーマレスト/リッジレストソーライト
モンベル/アルパインダウンハガー800♯1
モンベル/寝袋カバー
シートゥーサミット/トラベルシーツ(シルク)

♯1は暑くなく寒くなく快適でした。マットはサーマレストの上にフォームパッドを敷きました。ステラリッジは今回は結露多め。寝袋カバー必須。

追記
幕営した場所の倒木がカビだらけだった影響か、帰宅後のテント干しを数日遅らせたらめちゃめちゃ広範囲に青と黒のヤバそうなカビが生えました。一度テントに生えたカビの除去はホント大変なのでどちら様も帰宅後即テント干しおすすめします(:_;)

 

美濃戸までのダート状況と駐車場についてはこちらのページに書いています。

赤岳・横岳・硫黄岳周回【美濃戸の登山口駐車場】
2023年5月下旬の土日を利用して八ヶ岳の赤岳~横岳~硫黄岳を行者小屋テント泊で歩いて来ました。このページでは「美濃戸の登山口駐車場」について記しています。 ※2024年5月下旬も利用しましたが料金など2023年と変化なしでした 2023年...
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