常念小屋テント泊・1(一ノ沢登山口~常念小屋)

海の日の三連休は例によって仕事のため土日の二連休しかとれず。まぁ普通の週末ってとこですね。そんな普通の週末は、北アルプスの中でもビギナー向き(本当?)といわれる常念岳でテント泊でした。目の前には槍ヶ岳・穂高連峰がドーン、風も穏やか、雷鳥まで登場して、大満足の山行になりました。

2016年7月16日(土曜日)

北アルプス山域の朝は早い。というのも夏山シーズンは日本全国からハイカーがドドドッと押し寄せるので、限られた駐車スペースの争奪戦を制しなくてはならないらしいです。というわけで仕事を終えた金曜日、数時間の仮眠の後「一ノ沢登山口」目指して出発。途中、間違って三股登山口側へ行ってしまうミスもありました。

3:50頃、無事、一ノ沢登山口駐車場に到着。天気イマイチ予報ではあるものの、三連休の北アルプスだもの、さぞや大賑わいで「駐車できるかな~?」とドキドキしつつ駐車場へ進入してみると・・・あれれ?まだ10台くらい停められそうだぞ?

ちなみに、この駐車場の手前にも草地の駐車場があり、ほとんど車が停まっていなかったので、単なる広い空き地だろーと思っておりました。翌日、車がビッシリ停まっていたので駐車場だった事が判明。(梅雨明け前だし天気予報がアレだから、お客さんが少なかったのかな?)

 

少し明るくなるのを待った後、身支度整え駐車場出発。ここから登山口までは舗装路を1kmほど歩きます。もう明るくなってもいい頃なのにガスが立ちこめ薄暗く、湿度が凄い。

 

舗装路をてくてく歩いていると、数台の「毎日あるぺん号」が横を通り過ぎて行きます。「そうか~あのバスを使えば登山口まで連れてってくれるのかー」「でも埼玉からだと、東京のバス乗り場まで行くのが時間かかるよなー」などと話しているうちに登山口到着。

 

さすが人気の山域、早朝から大勢の人で賑わっていました。といっても多くの人は、先ほどの「あるぺん号」のお客さんと思われます。
 

登山口には指導所とトイレがあり、登山届けはここで提出。トイレは清掃が行き届き、ペーパーも置かれストレスなく利用できました。

4:55さぁーここからが本当の出発です。元気よく登山口出発。一ノ沢登山口からしばらくは、緩やかな沢沿いの樹林帯を黙々と歩きます。相変わらずガスかがり薄暗く、湿度が凄く高温で、早々に汗がダラダラ。

 

5:13少し歩くと山ノ神様です(今回も怪我無く無事下山できますように)

 

また少し歩くと古池です。神秘的な澄んだ池でした。

 

それにしても蒸し暑い。北アルプス=爽やかな涼しい山を想像していたら、もぅ普通に、ジトジトジメジメムッシムシ不快指数300%だった。

 

足元には、かわいい花たちがチラホラと。

 

6:51笠原沢を越えると・・・

 

ここから一気に花が増えます。

 

キスゲが群生していました。

 

沢の水もいよいよ澄んで美しいです。

 

黄色い花畑を静かに流れる清水も美しい。

 

7:31さぁ「胸突八丁」ここから急坂が続きます。毎度ながら急坂では息が上がって、ヒィヒィフゥフゥ。ここまでのジメジメ樹林帯で体力消耗しているので、これはキツかったなー。

 

でも苦しいばかりじゃないです。実はこの急坂が「胸突」ならぬ「胸ときめく花ロード」だったのです。

 

花も増えたけれど、ブヨ、虻の類もブンブン増えて、(虫除けをつけていたのに)いつの間にか耳と目の上をかまれました。奴らは歩いている時はあまり噛まないんですが、少しでも止まると一気に攻撃を仕掛けてきます。こわいです。

 

7:57最終水場です。沢水は冷たく周囲の空気は爽やかで、ここで一気に気分転換、ヘロヘロになった体が癒されました。ここより先は水場はなく、常念小屋では水が有料なので少しでも節約しようと、2リットルプラケース×2満タンに汲んでおきました。(←おかげで一気に荷物が重くなる)

ココから先も急坂でキツかったなー。

 

8:32第3ベンチ「もうダメだよ、ベンチくん、助けて~」とヘタリこむ。

 

ふと空を見ると・・おや?おおお!?ハイスピードでガスが抜けて、青空が出てるじゃないですか!あと、もう少しガンバレー。

 

8:47常念乗越到着!樹林帯から稜線に飛び出し、一気に景色が開けた爽快感が凄い。

 

早速テント場の受付

 

設営。(→常念小屋テント場の様子はこちらのページで詳しく)

 

テント場からの

 

北アルプスの山々を眺めながら

 

オニギリ休憩。

 

一休みでお腹が落ち着いた後は、本日のメインイベント、常念岳へ参りましょう!

つづく。

【関連ページ】

常念小屋から常念岳へ

常念小屋テント場

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