六日町温泉 越前屋旅館

R291沿いに位置して道路反対側には六日町郵便局が目印の越前屋旅館です。玄関前には「お湯印めぐり」と書かれた幟がありました。これは参加費無料のスタンプラリーで宿泊や立ち寄り入浴で景品がいただける企画のようです。因みに我が家はここで初めて知ったので挑戦していません。

越前屋さんに立ち寄り入浴をお願いしようと玄関内へ。若旦那がいらして入浴受付してくださいました。廊下を奥へ奥へと進んでいき途中右手に女湯、更に進んで突き当たった右手に男湯がありました。男湯は「ふじみの湯」と名付けられている浴場です。これは脱衣所壁に掲げられている案内から推測すると、浴室から望むことができる坂戸城址・坂戸山(634M)山頂には富士権現が祀られているからでしょう。温泉分析書と温泉利用状況は脱衣所壁に掲示がありました。

浴槽は4人サイズ、タイル張り。ふじみの湯浴室の面白いのは湯口です。塩ビ管に9箇所の穴を開け(5mm位の)そこから温泉を出して浴槽へ打たせ湯のように落としています。このような造りは温泉を冷却する目的もあるのかも知れません。

無色で微妙に薄い白色濁りがあるお湯でスベスベとした浴感もあります。湯温は湯口=48.6℃、浴槽=43.0℃の実測です。鮮度も良く適量投入の掛け流しで納得の湯浴みができました。「塩素系薬剤使用あり」と掲示がありましたが特に臭いは感じませんでした。
(三昧・2022年5月)


六日町郵便局斜め向かい、国道291号線沿いの商店街にあるこぢんまりとしたビジネス旅館です。立ち寄りの有無はわからなかったのですが、近くを通りがかった際に飛び込みで伺うと快く受け付けていただけました。

館内には大小二つの内湯浴室があり、入れ替え制かは不明ですが訪問時は小さい方が女性浴室となっていました。こぢんまりコンパクトな浴室には詰めて二人、できることなら一人でゆったり入りたいサイズのタイル浴槽がひとつあります。湯を冷ます意味もあるのか温泉が浴槽の上部から打たせ湯のようにジャボジャボ投入され、まずは半分にカットされた塩ビ管に落ち大半は浴槽外に捨て湯として逃がされ、残った半量ほどが浴槽に流れ込んでいます。これが絶妙な湯温になるらしく浴槽では丁度いい適温となっていました。

スベスベ感のある肌触りの湯は、ほんのりささ濁りを帯びたほぼ無色透明。源泉温度が高くドカドカ投入とはいかないものの浴槽サイズにして不足ない投入量があり、利用客も限られるのかお湯の状態は良好、常に溢れだしもある掛け流しを満喫することができました。
(まぐぞー・2022年5月)

▼越前屋旅館外観

▼館内

▼男性浴室(ふじみの湯)

▼別の角度から

▼浴槽

▼ちょっと変わった湯口

▼浸かった様子

▼六日町ケロリン

▼浴室の窓から見えるあの小高い場所が坂戸山?

▼女性浴室

▼浴槽の上から源泉を落とし込み・・・

▼塩ビ管からのこぼれ湯が浴槽に注がれます

▼動画もどうぞ(42秒)

六日町温泉 越前屋旅館 データ

新潟県南魚沼市六日町1839
Googleマップで見る
025-772-2012
立ち寄り時間要問合せ
500円
訪問:2022年5月

六日町温泉 越前屋旅館 温泉分析

2源泉の混合泉(13号源泉、六日町温泉第15号井)[六日町資源開発株式会社の採水口で採水]ナトリウム-塩化物泉 52.9℃ 1450L/min(13号源泉と六日町温泉第15号井の合算値)※ポンプの流量パネル表示値(13号源泉:730L/min、六日町温泉第15号井:720L/min) pH=7.6 溶存物質計=1248㎎ Li=0.3mg Na=374.2(82.72mv%) K=10.2 NH4=0.2 Mg=1.4 Ca=58.9 Sr=0.9 Ba=0.2 Mn=0.1 Fe2=0.2 F=3.5 Cl=582.1(86.01) Br=1.8 I=0.5 SO4=41.4 HCO3=97.8 CO3=0.3 H2SiO3=46.9 HBO2=27.3 CO2=4.1 (H28.10.26) ※温泉利用状況=塩素系薬剤の使用あり

タイトルとURLをコピーしました