五十沢温泉 ゆもとかん旧館(閉業)


2023年12月24日をもって閉業しました。

五十沢温泉 ゆもとかん旧館 2022年5月

お湯がよかった記憶が残る「ゆもとかん旧館」を再訪しました。訪れたのは22年5月で当日はコロナ対策で受付時には検温と住所と氏名の記入を求められました。素泊まり可能で「4000円で釣りがくる金額」と女将さんがおっしゃっていました。泊まると夜間は11頃迄入浴可能との事。

施設の玄関前には赤パイロンで囲われた箇所があって、そこが利用する温泉の湯元との事です。新館にも地下を通してここから送湯しているそうです。

男湯は6人サイズの岩風呂で浴槽内は見るもレトロなタイル張り。湯舟を満たすお湯は無色透明でふんわりとタマゴ臭がします。また、極僅かに白や茶色の湯華が確でき、多少のスベっとした浴感もありました。湯口実測50.4℃の湯を約20リットル掛け流しの湯使いで、浴槽内実測湯温44.2℃の熱めに調整されています。湯口のバルブ操作は禁止との案内あり。湯口では美味しいタマゴ味がしました。

【この文章を打つ現在は23年12月ですがなんと今月24日で閉館してしまうという残念な情報が入ってきました。また一つの貴重な湯使いを提供してくれる温泉施設が消えることになります。】
(三昧・2022年5月)


なんと17年ぶりに再訪の「ゆもと館旧館」です。五十沢温泉には観光客に人気の観光旅館「ゆもとかん」と、温泉マニアに人気の小さな湯治宿「ゆもとかん旧館」があり、今回訪問したのは後者の方です。以前は朝8時からオープンしていましたが今では11時頃からのオープンとなっていました。

男女別の内湯に入ると、女性側には以前と変わらない3人サイズの四角いタイル浴槽がひとつあり優しいタマゴ臭の香る無色透明湯が惜しげもなく掛け流されていました。「あぁこれこれ、これが旧館の湯ですよ」と思わず顔がほころんでしまいます。

体を洗いそっと浸かるとザバッと溢れ出し、玄関先が湯元という鮮度感抜群の湯は活き活きと輝いて見えます。じっくり浸かっては洗い場に出て休んで、またじっくり浸かり込むを繰り返し今回もたっぷり楽しませていただきました。

17年ぶりの再訪ですが大きな変化や経年劣化が感じられず長年丁寧に管理されて来られたんだなぁと思いました。
(まぐぞー・2022年5月)

▼長閑な景色の中にポツンとたつ「ゆもとかん旧館」

▼ゆもとかん旧館 外観

▼パイロンで囲われた場所が源泉地だそうです

▼玄関

▼営業時間の掲示

▼男性脱衣所

▼掲示

▼男性浴室

▼湯口

▼浸かった様子

▼浴槽から

▼洗い場

▼女性浴室

▼タイル浴槽に鮮度のいい湯が溢れます

▼湯口

▼動画もどうぞ(38秒)

五十沢温泉 ゆもとかん旧館 2005年1月

五十沢温泉ゆもとかん旧館を朝8時のオープン時間に合わせて訪問してみました。係のおばちゃんはまだ朝の掃除最中でしたが入湯okとの事なので湯浴みする事にする。ゆもとかん旧館には男女別の内湯が一つずつあり、男湯は女風呂より少し広めの造りみたいだ。岩や石、そしてタイルを組み合わせて造った6-7人が入れる広さの浴槽です。浴室内は明るいのはいいのですが冬場のため例によって湯気が凄く写真撮影は一苦労。外を見ると積雪が胸の高さの所まで積もっている。さすがに世界一の豪雪地帯の新潟だけある。

湯は無色透明、弱タマゴ臭がします。タマゴ味がクセになるほどに美味しい湯です。湯口の鉄管パイプより源泉が30L/minの投入。湯冷ましのためか一度パイプより壷?に落とされて浴槽へ注がれる仕組み(写真参考)、浴槽縁からオーバーフローの掛け流し。湯口には飲泉コップも置かれている。壷?の周辺は硫黄の成分でか白く析出が付着している。浴槽温度も41℃ほどで長湯ができる温度で、しばし独占してゆったりと朝風呂を楽しみました。湯上がり後はポカポカでよく暖まった。新館よりもが断然にこちらの旧館の湯が鮮度よく気に入りました。
(三昧・2005年1月)


たまご湯で人気の五十沢温泉です。五十沢温泉には新館「ゆもとかん」と鄙びた湯治宿風情の「ゆもとかん旧館」が離れた場所にあり、今回は旧館を訪問してみました。浴室は男女別に内湯がそれぞれひとつづつ。女性側は3人も入ればいっぱいになってしまうタイル浴槽です。

浴室に入った途端心地良いタマゴ臭につつまれ思わずニンマリ。湯口より無色透明の湯が流し込まれ白湯花もチラチラと浮遊。ほどよい温度の湯は掛け流し量も多く嬉しくなります。湯を口に含むとタマゴ味。カランの湯も温泉利用で蛇口は青黒く変色していました。他に湯浴み客はなく終始貸し切り状態で新鮮なお湯をたっぷりと楽しむことができ大満足。お気に入りの一湯となりました。
(まぐぞー・2005年1月)

▼五十沢温泉 ゆもとかん旧館 外観

▼営業時間掲示

▼料金掲示

▼男性浴室

▼湯口

▼女性脱衣所の掲示(ストレートな表現・・・)

▼女性浴室

▼湯口

五十沢温泉 ゆもとかん旧館 データ

新潟県南魚沼市宮1132
8時11時~19時
第1・2・3水曜日休み
300円→440円
訪問:2005年1月・2022年5月

五十沢温泉 ゆもとかん旧館 温泉分析

五十沢温泉 1号井 アルカリ性単純温泉 49.8℃ 232L/min(動力楊湯) pH=9.4 溶存物質計=202.4㎎ Na=38.1mg(81.37mv%) K=0.8 NH4=0.7 Ca=6.5 F=1.4 Cl=25.1(31.84) HS=0.6 S2O3=0.3 SO4=27.2(25.56) HCO3=15.3 CO3=18.0(26.90) BO2=0.5 H2SiO3=67.9 (H26.9.8) ※温泉利用状況=掲示見当たらず

平成16年7月20日

五十沢温泉1号井 アルカリ性単純温泉(Na-Cl・SO4・HCO3型)50.3℃ pH=9.4 270L/min(動力) 溶存物質計=160.4mg Na=40.0mg(84.26mv%) K=1.1 NH4=0.1 Ca=5.9 F=1.4 Cl=27.4(36.0) HS=1.8 SO4=23.6(22.91) HCO3=27.0(20.57) CO3=9.3 BO2=0.4 H2SiO3=22.4 (H16.7.20)

タイトルとURLをコピーしました