湯原温泉 猫鼻の湯 2022年6月
一時期やむなく休業、その後無事に復活して営業再開を果たした猫鼻の湯です。8年ぶりに温泉入浴してきました。当日はご主人不在で利用者が各自で料金箱に利用料金を支払うシステムでした。敷地内には8年前にはなかった気もするプレハブ式の簡易仮眠所が設置されていました。当日はソロキャンプをされている方もおられました。
男湯浴室には今まで通りの屋根あり半露天浴槽と、以前は無かった屋根無しの露天風呂があります。当日の半露天浴槽は黄色がかった薄緑色の微濁湯で湯温は温めの37.8℃で長湯向きに調整されていました。
露天風呂の方は2人サイズ、ベースは木造ですが浴槽底の部分のみ金属製になっていました。湯口代わりの塩ビ管から実測湯温=45.4℃の湯を約15L/minほど投入してありました。お湯は無色透明で微濁、弱く鉄臭、すべキシ浴感あり。湯温=42.2℃に適温調整されていました。投入湯量全部が湯舟縁よりオーバーフローする掛け流しです。すぐ横には一人用のホーロー浴槽もありこちらは沢水を利用した約25℃の水風呂となっていましたが浸からずで見学のみです。
ここで一度服を着て屋外へと移動します。次に前回は見学のみで浸からず終いだった貸切風呂です。ここも空いていれば料金内で利用できます。当日は空いていたので利用してみました。利用する際には「只今、貸切中」の木札を扉に掲げておき、入浴終了次第それを取り外すルールのようです。
3人サイズの木造浴槽は屋根付きで雨の日も大丈夫です。ここに裏庭のような緑を眺めながら湯浴みができます。湯口は竹筒で常時にわたってお湯が浴槽へと注がれていました。淡く緑がかったようにも見える微濁湯、やはり鉄臭がします。身体を浸かったぶんのすべてのお湯がザーザーと溢れ出します。至福のひとときでした。
(三昧・2022年6月)
8年ぶりに再訪しました。猫鼻の湯は姫川に面したガラーンと広い敷地に、簡素なプレハブの管理棟、川側に男女別露天風呂、山側に貸切露天風呂が点在する手造り感たっぷりの素朴な温泉施設です。敷地内ではキャンプもできるようで、訪問時は男性がのんびりとソロキャンプを楽しんでいました。前回訪問時は管理棟に朝から気さくなご主人がいらっしゃいましたが、今回は無人で招き猫の料金箱が設置されていました。
まずは管理棟の裏、川側にある男女別露天風呂に行ってみました。以前と造りが変わった気もしますが、なにしろ8年ぶりなのでどこがどう変わったのかわかりません。肝心の浴槽そのものは特に大きな変化はないようにも思えます。
5人サイズ長方形浴槽の目の前には川と山々が広がり清々しいです。湯口よりやや熱め寄りの源泉を浴槽サイズにして十分量投入。浴槽内で適温の緑がかっても見える明るい茶系に薄っすらと濁りを帯びた湯となり静かに掛け流されています。しばらく誰も入っていなかったのか鮮度良好で湯面から優しい鉄臭がふわふわ香るのが心地よいです。浴槽横の小さな浴槽には冷たい水が引かれていました。
せかくなので山側にある貸切露天風呂にも入ってみました。3人サイズの四角い浴槽にやや熱めの湯を十分な量掛け流し。ほんのり貝汁がかったほぼ無色透明で、こちらも優しい鉄臭がプンプン香ります。先に入った男女別露天風呂で「鮮度がいいなぁ」と思いましたが、こちらの貸切露天風呂は更に上を行く鮮度の良さでした。
(まぐぞー・2022年6月)
▼お出迎えの招き猫君は健在でした
▼管理棟・こちらで料金を支払います
▼招き猫に入浴料を入れます
▼この雰囲気は以前のまま
▼仮眠所小屋がありました
▼内部です
▼男女別露天風呂入口
▼掲示その1
▼掲示その2
▼掲示その3
▼男性露天風呂
▼別の角度から
▼湯口
▼浸かった様子
▼浴槽からの眺め
▼別の角度から
▼いつの間にかもうひとつ露天風呂が増えていました
▼露天風呂湯口
▼浴槽からの眺め
▼シャワーも温泉利用
▼お次は女性露天風呂
▼アジサイが見ごろでした
▼貸切露天風呂へも行ってみます
▼「只今貸切中」の札をかけます
▼掲示
▼貸切露天風呂(屋根掛けされて雨でも大丈夫)
▼浸かった様子
▼猫鼻の湯・浴槽各種の動画もどうぞ(1分50秒)
▼貸切露天風呂近くに古い仏像が並んでいました
▼かなり昔の感じがします
▼塩の道猫鼻だそうです
湯原温泉 猫鼻の湯 2014年5月
国道148号沿いの「日帰り温泉」と書かれたノボリや、招き猫の道案内を目印に脇道を進んで行くと、長野県と新潟県の県境近くに猫鼻の湯はありました。営業は10時からの様子ですが、9時45分に到着したら既に入浴どうぞの状態でした。
猫鼻の湯は手造り感ある日帰り温泉施設です。浴場は施設内にある男女別半露天風呂、別棟には男女別の記されていない露天風呂が二つありました。ご主人に聞くと料金内で全部利用してよいとのことですが、雨が降っていたので今回浸かったのは男女別半露天風呂のみ。
姫川沿いにある半露天風呂は5-6人サイズの木造りです。姫川とそれに沿った山々の緑の眺めが癒される。浴槽回りには猫の置物や、親子カエルの置物、露天スペース脇には樽風呂も置かれていました。お湯はやや微濁、金気臭味、ちょい苦エグ感、炭酸による清涼感を感じることができました。湯温は42℃に調整されており、湯船脇の塩ビ管より源泉約30L/min、水を約10L/min使用して加水している。飲泉用の柄杓までも用意されていました。しばらく出たり浸かったりして湯浴みを満喫。浴後は火照り感は少なく快適で、とてもサッパリとした湯上りでした。
(三昧・2014年5月)
以前より温泉マニアの間で話題になっていた温泉施設です。なかなか行く機会が無く今回ようやく訪問できました。場所は長野と新潟の県境すぐ近く。訪問前はややわかりにくい印象で「ちゃんと行けるかな?」と心配でしたが、実際には道路にノボリや看板があり、すんなり着く事ができました。
姫川沿いに素朴な小屋がポツンと建っています。ここが受付&休憩スペースで、この小屋を挟んで右手が女性風呂、左が男性風呂となっていました。小屋の中では経営者と思われるご夫婦(?)が食事をしたり歯を磨いたりして、なんとも生活感溢れる空間となっています。
簡素な脱衣小屋を抜けると5~6人サイズの長方形露天風呂です。目の前には姫川の背後に連なる山々が見渡せ、なんとも気持ちの良いロケーションとなっています。浴槽にはやや熱めの源泉+源泉に対して三分の一ほどの加水が流し込まれ丁度良い適温での掛け流し利用されていました。無色透明の湯はほんわりと金気臭が漂い、キシキシとした肌触り、口に含むと重曹の甘味と柔らかな金属味を感じます。露天風呂の横には掛け湯かな?と思われる温めの湯が満たされる槽もありました。更に付属の小屋があり、中には1人サイズの五右衛門風呂が置かれていました。こちらにも加水用蛇口はありましたが誰も使う人はなく、訪問時はおそらく源泉100%の掛け流しだったと思われます。
この男女別露天風呂の他に、休憩小屋を出た正面にも素朴な露天風呂があります。塀に囲まれわかりにくいのですが、ご主人が「あっちも入っていいんだよ」と仰るので行ってみました。ところが朝から降っていた雨がザアザアと本降りになり残念!今回は見学のみ。こちらは次のお楽しみにします。
(まぐぞー・2014年5月)
▼招き猫がお出迎え
▼管理棟・ここで料金支払い
▼管理棟前で源泉に触れられました
▼興味をそそられるものがいろいろあります
▼・・・(^^;)
▼男性露天風呂
▼別の角度から
▼湯口
▼現在の温度
▼菖蒲湯でした
▼浴槽から
▼凛々しい猫くん
▼カエルくんもいます
▼一人用
▼山側にある貸切露天風呂(雨だったので見学のみ)
湯原温泉 猫鼻の湯 データ
長野県安曇郡小谷村大字北小谷字道筋3634-2
→Googleマップで見る
10時~18時(流動的な印象)
500円
訪問:2014年5月・2022年6月
湯原温泉 猫鼻の湯 温泉分析
湯原温泉(源泉にて採水)単純温泉 49.5℃ 93.6L/min(掘削動力) pH=6.5 溶存物質計=905.9mg Li=0.7mg Na=150.7(57.29mv%) K=20.7 NH4=1.0 Mg=24.9 Ca=41.8 Sr=0.3 Ba=0.2 Mn=0.9 Fe2=0.6 F=0.5 Cl=194.6(47.35) Br=0.9 I=0.3 SO4=39.5 HCO3=319.8(45.20) H2SiO3=91.4 HBO2=17.0 CO3=189.3 (R2.6.12) ※温泉利用状況=加水あり
平成22年4月16日
源泉名未定 ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉 54.7℃ pH=7.0 105L/min(掘削動力) 溶存物質計=1153mg Li=0.9mg Na=182.7(52.30mv%) K=24.8 NH4=0.6 Mg=39.6(21.43) Ca=61.7(20.26) Sr=0.4 Ba=0.2 Mn=0.9 Fe2=2.2 F=0.5 Cl=222.7(41.71) Br=1.3 I=0.2 NO3=0.2 SO4=56.6 HPO4=0.3 HCO3=459.4(50.02) H2SiO3=70.4 HBO2=26.7 CO2=200.1(H22.4.16) ※温泉利用状況=加水あり