渋温泉 九番湯 渋大湯

渋温泉 九番湯 渋大湯 2014年1月

九番湯は通称・渋大湯。大湯と名がつく共同浴場はその温泉街の代表格的な外湯でもありますね。渋大湯だけは宿泊客以外でも立ち寄り利用が可能です。立ち寄りの場合は所定の受付箇所にて料金を支払い鍵を開けてもらう仕組み。

夕食後の散歩がてらに温泉街へ繰り出してみた。21時頃に行ってみると偶然にも誰も居ない。今のうちにサラッと入浴する。木造浴場に木造浴室、もちろん浴槽も木造です。8人サイズの浴槽を仕切り板にて二つに分けている。それぞ4人サイズ、源泉の投入は湯口側の浴槽のみだが、湯温は殆ど同じ程度。相当数の入浴客があって、湯がこなれてこの温度なのかは不明。鉄サビオレンジ色濁り、弱金気風味に弱甘塩味を感じる。浴感は重たくギッチギチする湯でした。

湯上り後、入れ替わりに大勢の観光客が来て一気に賑わう渋大湯。外国の方々も多く見られます。ココ渋大湯には「むし湯」もある。別府でいう地獄の蒸気を利用したサウナで、このテの噴気がお好きな方にはお勧めです。
(三昧・2014年1月)


渋温泉街のほぼ中央に位置するランドマーク的存在の共同浴場です。今では宿泊者以外の外来が不可となった渋温泉の共同浴場巡りですが、こちらの「渋大湯」だけは料金を支払い利用する事ができます。温泉街の通りからは数段下がった位置に入口がある事と、男女の入口が建物を挟んだ裏表別々に位置するので、「どこが入口だろう?」と迷う観光客を時々見かけます。女性浴室は、脱衣所から浴室まで、渋温泉共同浴場の中ではダントツに広々しています。また、温泉を利用した蒸風呂も併設されています。

木材をふんだんに使用した浴室には二つに仕切られた長方形浴槽があり、片方が湯口のある3人サイズで「適温」、もう片方が流れ込みの4~5人サイズで「ぬるめ」となっています。肝心の湯は見事な黄土濁りで、見た目通りのキチキチとしたカタイ肌触りがします。一見すると鉄錆臭プンプンな気もしますが、鉄臭はそれ程強くありません。渋温泉の中では入りやすい湯温ですが、浴室内に外気がかなり吹き込み、真冬の訪問では湯に浸かっていても寒い程でした。また今回訪問時では、散々大勢の人が浸かった後で、湯の鮮度に欠けていたのが残念。ココはぜひ再訪問したいと思います。
(まぐぞー・2014年1月)

▼渋温泉 九番湯 渋大湯 外観

▼男性浴室

▼女性浴室

▼浴槽

▼湯口

渋温泉 九番湯 渋大湯 2003年10月(画像)

▼渋温泉 九番湯 渋大湯 外観

▼外観

▼男性浴室

▼女性浴室

▼湯口

渋温泉 九番湯 渋大湯 データ

長野県下高井郡山ノ内町渋温泉
(渋温泉宿泊客・無料)6時~22時
(立ち寄り入浴・500円)
火・木・土・日10時~17時
月・水・金13時~17時
GW・お盆・年末年始等は毎日10時~17時
訪問:2002年・2003年10月・2014年1月・2020年10月

渋温泉 九番湯 渋大湯 温泉分析

渋大湯 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 59.6℃ pH=4.5 溶存物質計=1243㎎ Na=227.0mg(58.29mv%) K=20.4 Mg=8.1 Ca=112.1(33.02) Al=1.1 Mn=0.3 Fe2=4.2 F=1.3 Cl=280.4(47.71) Br=2.2 I=0.8 HSO4=0.4 SO4=409.4(51.39) H2PO4=0.4 HCO3=2.4 H2SiO3=136.4 HBO2=36.1 HAsO2=0.3 CO2=20.1(H17.12.1) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし

タイトルとURLをコピーしました