村営の温泉宿泊施設です。宿泊をメインに入浴・休憩・食事などが可能。当日は地元消防団の集会が行なわれていて大盛況の様子。
浴室内は換気良好でひんやり気味の空間です。横長にタイル浴槽は6-7人サイズの広さがあります。石組み湯口より48.9℃の湯を6-7L/minほど浴槽へ投入しています。浴槽湯は見た目にも「湯なまり」を感じ取れます。無色透明、薄っすらと白っぽくも見えます。40.6℃とぬるめの調整も影響しているのかも知れない。浴槽タイルがアチコチでぬるぬるするが、湯質によるものなのか清掃不足なのかは不明。湯使いはとりあえずは掛け流しですが、いまいちパッとしない。しかし、浴後に来る食塩泉のホカホカはしっかりとある。
浴室ガラス窓の外には、なんと鉄輪にある「ひょうたん温泉」の竹製温泉冷却装置が導入されてる。意外なところで出会ったので驚いてしまった。
(三昧・2010年10月)
これまで何度も近くを通りつつ素通りが多かった昭和温泉に初めて立寄ってみました。奥会津昭和村振興公社が経営する村の施設で、風情や鄙びは無い鉄筋コンクリな建物です。建物自体は年季を帯び、やや寂れ感があります。訪問時は地元消防団(?)の集まりで宴会場は大賑わいだったのですが、浴場は無人でした。
本館にくっつくようにして温泉棟はあります。男女別に内湯がひとつづつあり、10人サイズの長方形浴槽がひとつあります。
湯口から冷却装置で冷まされた源泉が投入され、浴槽内で適温~ぬるめ寄りの適温。わかりにくい構造ですが、おそらくは掛け流し利用と思われます。ほぼ無色透明の湯は少し黄色い濁りもありますが、それとは別に湯なまりによる濁りも発生。ヒンヤリとした硬さのある浴感で、入浴中は体に冷えすら感じます(訪問時は浴室も寒かった)。ところが浴後しばらくするとポカポカ感が出るあたりは、さすが温泉だな・・と思いました。
(まぐぞー・2010年10月)
▼館内
▼男性浴室
▼湯口
▼浴槽から
▼女性浴室
▼別の角度から
▼湯口
▼お湯
▼気になる建造物の中を見てみると・・・
▼別府ひょうたんの「湯雨竹」が!
昭和温泉 しらかば荘 データ
福島県大沼郡昭和村大字野尻字廻り戸1178
0241-57-2585
9時~20時10時~17時(受付16時30分)
500円→600円
訪問:2010年10月
昭和温泉 しらかば荘 温泉分析
昭和温泉しらかばの湯 ナトリウム-塩化物泉 61.5℃ pH=7.7 成分総計=2353mg Na=799.3mg K=6.8 Mg=0.7 Ca=34.8 Fe2=0.5 Li=0.3 NH4=0.2 Sr=0.3 F=11.4 Cl=992.5 Br=2.0 SO4=249.2 HCO3=151.3 H2SiO3=47.1 HBO2=14.7 CO2=41.8 (H14.3.20)