H26年7月、新たに建物を建築してのリニュアルオープンとなった「しらかば荘」。登山後の汗流しに立ち寄ってみた。宿泊だけではなく、立ち寄り入浴も気軽に利用できる。村外者と村内者では、宿泊料金と立ち寄り料金に微妙な差がある設定となっている。まだオープンして三か月と間もないので、館内は新しくてキレイです。ロビーでは風呂あがり時の待ち合わせにも利用できるちょっとした場所もありました。
入浴施設としては内湯、そこから扉一つで移動可能な露天風呂を備えている。脱衣所の壁には浴槽内温度を示すデジタル温度計が掲げられている。浴室に入って右手には洗い場カラン、左手には縦長の石造り浴槽を配置。熱めと適温の二つの浴槽があり、熱め槽は2-3人、適温槽は6人ゆったりサイズがあります。湯口は熱め槽に設置、10-15L/minほどの湯投入あり。口に含むと弱い甘塩味を感じます。オーバーフロー湯は仕切り向こうの適温槽へと流れ込む仕組みです。無色透明、つるつるとした浴感、湯温は44℃ちょいはある。適温槽は41.5℃、のんびり浸かるにはこちらが良かった。浴槽縁の切込み部分よりオーバーフローする掛け流し。
露天風呂は3-4人サイズの岩風呂仕様となっていました。屋根掛けされているので雨雪でも大丈夫そうだ。湯は無色透明、つるつる浴感あり。内湯で火照ると露天で涼み、涼んだら再度浸かるの繰り返し。露天風呂においても、湯船縁より排湯口へオーバーフローする掛け流し。「リニュアルして湯使いが良くなった」といったケースに当たる施設でしょう。
(三昧・2014年10月)
かなり年季が入り一昔前の公共の施設といった雰囲気だった「しらかば荘」が、完全建て替えで7月に堂々のリニュアルオープンとなりました。新しい「しらかば荘」は木材をふんだんに使用し、黒とベージュを基調とした落ち着いた造りで、自然豊かな「昭和」の地にふさわしい温もりある雰囲気、以前とは比べ物にならないほど洒落ていい感じになりました。
男女別浴室にはそれぞれ内湯と露天風呂を構えています。内湯はベージュと黒を基調とした落ち着いた雰囲気があり、6~7人と2~3人サイズに仕切られた長方形浴槽がひとつあります。小浴槽より熱い源泉が滔々と流し込まれ、大浴槽へと流れ込む仕組みですが、小浴槽はビックリするような熱湯、大浴槽はやや熱めとなっていました。掛け流される湯は弱いつるつる感のある無色透明で、源泉を口に含むとごく僅かに甘塩味がします。内湯の窓の外は道路を隔て雑木が見え、丁度夕日が射し込み癒しの眺めとなっていました。
続く露天風呂は4~5人サイズの岩風呂で、内湯同様に熱い源泉が掛け流されています。こちらは浸かる人が多かったのかやや熱めではあるものの、内湯より湯が揉まれ浸かりやすい印象となっていました。
(まぐぞー・2014年10月)
▼新しくなった昭和温泉しらかば荘(外観のみ2015年1月撮影)
▼立派な建物です(2015年1月)
▼別府ひょうたんの「湯雨竹」も現役続行(2015年1月)
▼男性内湯
▼内湯湯口
▼男性露天風呂
▼露天風呂湯口
昭和温泉 しらかば荘 データ
福島県大沼郡昭和村大字野尻字廻り戸1178
0241-57-2585
9時~20時10時~17時(受付16時30分)
500円→600円
訪問:2014年10月
昭和温泉 しらかば荘 温泉分析
昭和温泉しらかばの湯 ナトリウム-塩化物泉 61.0℃ pH=7.8 147L/min(動力) 溶存物質計=2462mg Li=0.2mg Na=866.1(95.68mv%) K=5.7 Mg=0.4 Ca=29.2 Se=0.6 Mn=0.1 Fe2=0.6 F=6.8 Cl=1066(79.47) Br=2.3 SO4=249.3 HCO3=133.4 H2SiO3=58.9 HBO2=42.5 HAsO2=0.2 CO2=81.1 As=0.1 (H24.2.9) ※温泉利用状況=掲示見当たらず