埼玉県内で土日祝限定で貴重な早朝5時より営業している日帰り温泉施設があります。日曜日早朝5時のオープンラッシュが落ち着いてからの30分後、まだ暗い時間帯に訪れてみました。
そもそもこの温泉に浸かるのも約20年ぶりでその当時は玉川温泉保養所という名称でした。今では経営が変わったようで昭和レトロな温泉銭湯と名乗っています。玄関廻りには昔のオート三輪・ダイハツミゼットがあり、大掛かりな手直しをしたようで今では走行可能との事でした。
受付で朝風呂料金を支払うと「初めてですか？」というので当施設になっては初だったので「はい」というと館内の簡単な説明がありました。浴場は趣の異なる二つの浴室があって男女週替わりとなっています。湯上り後は一階と二階にある畳敷きの和室広間で自由に休憩できます。食事も可能でメニューを見る限り、なかなかの考えられたこだわりメニューを提供しています。機会があればぜひ食事してみたいです。更に土日祝のみ6－10時限定でモーニングも実施しているのでとても重宝するかと思います。
当日の男湯は昭（あきら）の湯でした。内湯は横長のシンプルなタイル浴槽でサイズは15人位はいけそうな広さがあります。朝風呂でなかなかの賑わいでした。スベスベとした浴感が特徴のお湯はなんとpH数値が10.0と分析書に記載がありました。無色透明の成分の薄いお湯ですが強アルカリ性というだけで話題になりそうな気もしますがどうでしょうか。湯使いは湯口横の案内によると加水なし・加温あり・循環ろ過あり、との事です。それと記載はなかったですが若干のカルキ臭も漂っていたので塩素系薬剤使用もありということでしょう。
また、施設のチラシには15分おきに源泉の投入ありと記載がありましたが、あまり湯口に触れることができなかったのでよくわからなかったです。このシステムは前身の玉川温泉保養所時代の名残りと思われますが、当時の源泉投入は大量のぬる湯がショータイムと言わんばかりに何の前ぶれもなく浴槽投入されていてそれはそれは楽しいものでした。今となってはとても懐かしいです。
露天風呂は屋根掛けされた岩風呂です。湯舟が大小2つ（それぞれ10数人と５人サイズに仕切られていましたが違いは湯口があるかないか、かな？？というのも内湯で長々と浸かっていたので言わば半分上せ気味でした。ゆえに観察不足ですみません。
630円の朝風呂料金でこれだけ楽しめるのですからお湯どうこうはさておき十分に満喫でき楽しめた施設でした。また行きます。
(三昧・2023年2月)
約20年ぶりくらいに埼玉県ときがわ町にある日帰り温泉施設「玉川温泉」に行ってみました。周囲は田畑や里山に囲まれたのんびりとした地域にポツンとある温泉施設です。以前からヌルスベとした温泉の良さと循環しつつも定期的に源泉投入する湯使いに定評があり、当時の温泉マニアさんからもウケもよかった施設です。その後経営がかわりリニューアルオープンしていたのは知っていたのでぜひ再訪してみたいなぁと思っていました。
今回は土日祝限定で営業される朝風呂タイムに行ってみました。「玉川温泉」の周辺は気軽に登れる里山が点在しているので、まずは温泉でサッパリしてから山に登りに行くという予定を組んでみました。本当なら下山後の汗流しに利用するのが良さそうですが、朝早いまだ鮮度感上々の時間帯に温泉を楽しみたかったのです。
20年ぶりの玉川温泉は「昭和レトロ」をテーマに改装され、いったいどこからこんなに集めて来た？と思うような懐かしのアイテムが所狭しと置かれています。日帰り温泉としてはコンパクトな館内ですがその狭さが逆に「懐かしい昭和のワクワク感」をリアルにしていました。
肝心の温泉は趣の異なる「昭の湯」と「和の湯」が週替わりで男女入れ替えとなるようです。今回訪問時の女湯は「和み湯」の方でした。和の湯は銭湯をテーマにした造りで内湯と露天風呂共にやや閉鎖的でコンパクトな印象です。循環ベースで定期的に源泉投入しているという適温調整された無色透明湯は、弱いヌルスベとした肌触りがあり「そうそうこんな湯だった」と記憶がよみがえりました。楽しみにしていた源泉投入ですが湯口には常に先客さんがいたので確認できず。ほんのり塩素臭のする循環ベースながらも朝風呂タイム効果もあってかお湯の状態も良く、想像していたような混雑もなく心地よいひとときを過ごすことができました。
久々に訪問した玉川温泉ですが施設の雰囲気やスタッフのみなさんも感じ良く、なにげに家からもアクセスしやすく山歩きと絡めてまた再訪したいと思いました。
(まぐぞー・2023年2月)
▼玉川温泉 外観
▼ミゼットがお出迎え
▼昭和レトロな館内
▼別の角度から
▼駄菓子屋のような売店
▼全国各地のサイダーがズラリ
▼ガチャガチャも昭和寄せ
▼二階の休憩スペース
▼よく10円が詰まるやつ
▼スマートボールいろいろあります
▼懐かしい
▼なんだ東松山のカピバラここの温泉浸かってたのか
昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉 データ
埼玉県比企郡ときがわ町玉川3700
→Googleマップで見る
0493-65-4977
10時(土日祝5時)～22時(受付21時30分)
平日880円(20時以降500円)
土日祝5時～630円/8時～20時980円(20時以降500円)
訪問:2023年2月
昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉 温泉分析
玉川スプリングス温泉（採水地:源泉 テスト管より採水）アルカリ性単純温泉 26.6℃ （動力楊湯） pH=10.0 溶存物質計=0.17g Na=53.1mg(94.43mv%) K=0.7 Ca=2.4 F=2.2 Cl=4.4 OH=1.7 HS=1.4 SO4=3.6 HCO3=27.5 CO3=29.1(37.45) HSiO3=39.0 BO2=7.9 (R2.4.2) ※温泉利用状況=公式HP内と浴室内の湯口横に（加水なし・加温あり・循環ろ過あり）の記載あり
