つなぎ温泉 管旅館(閉業)

つなぎ温泉管旅館は2022年8月22日をもって閉業しました。

観光協会の案内を見て訪問してみました。着いてみると入口玄関に「源泉掛け流し入浴始めました」と、いつから掲げているかは不明ですが、気になる案内書きがある。お宿の建物看板に「旅館・自炊・民宿」の文字も目に付いたので、何としてでも湯に浸かりたい心境になってしまいました。声を掛けてみると女将さんが出てきて「お風呂どうぞ」とお返事。

玄関から階段を上がってしばし廊下を進んだ場所に浴室はありました。男女別の内湯がそれぞれに一つずつの造りです。ガラス張りの浴室、それに沿うように3-4人サイズの長方形石板張り浴槽がある。石湯口で57.8℃、浴槽湯で42.2℃の湯温。浴槽を満たしている湯は無色で薄っすらと白濁り。少しこなれた感じのコンディションで、浸かり易いものとなっていました。湯口にて焦げタマゴ臭に火山のガス臭?のような香りを感じる少量投入の掛け流し。浴槽内の湯口下に若干の吸い込み穴があり、湯船反対側浴槽底部にはブクブクとしたアブクと同時に湯の吐き出しもみられましたが、循環なしの記載があるのでゴミ取り用のものと思われます。
(三昧・2012年8月)


初訪問となる「つなぎ温泉」は、数軒のお宿が建ち並ぶ、ノンビリとした雰囲気の温泉街でした。立ち寄りに関してはほとんど情報を持っていなかったので、今回は現地にて配布されていた「立ち寄り湯情報」の中で、料金が一番安値だった「管旅館」に寄ってみる事にしました。

菅旅館は一見こぢんまりとしたお宿に見えますが、奥行きのある建物で、入口で「ごめんください」といっても人が出て来る気配がありません。よくよく見ると玄関内にブザーがあり、それを押すと奥の方から女将さんが出て来られました。

館内には男女別の内湯がひとつづつ。こぢんまりとした浴室ですが、まだ新しいのか、とても綺麗で清々しいです。女性側には4人サイズの長方形浴槽がひとつあり、湯口より熱い源泉を静かに掛け流しています。湯面より優しい温泉臭漂う、ごくごくわずかに白濁りのある無色透明湯で、まったり感とツルスベとした肌触りがあります。今回は真夏の訪問でしたが、どちらかというと、じっくり浸かりこむタイプで、冬の湯治に良さそうと思いました。
(まぐぞー・2012年8月)

▼つなぎ温泉 管旅館 外観

▼男性浴室

▼湯口

▼浴槽から

▼女性浴室

▼湯口

▼温泉名の由来になった繋石(お宿の前にありました)

▼源義家が愛馬を繋いだ石だそうです

▼温泉神社の入口に手湯もありました

つなぎ温泉 管旅館 データ

岩手県盛岡市つなぎ塗沢34
9時~22時(受付21時)
400円
訪問:2012年8月

つなぎ温泉 管旅館 温泉分析

つなぎ温泉混合泉(至光の湯、新瑞光の湯の混合泉) 単純硫黄泉 65.3℃ pH=9.1 溶存物質計=592.6mg Na=163.3mg(90.91mv%) K=3.5 Ca=11.9 Li=0.2 F=4.5 Cl=105.7(36.43) HS=1.1 SO4=200.8(51.10) HCO3=12.2 CO3=15.3 S2O3=2.4 H2SiO3=68.7 HBO2=3.0 (H18.11.21) ※温泉利用状況=全ての項目で該当しない

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