赤湯温泉 好山荘(改装前)(→大規模リニュアルオープン)


赤湯温泉好山荘は2022年7月1日にリニュアルオープンしました。このページの情報は改装前のものになります。

赤湯温泉 好山荘 2012年9月

前回の訪問から約7年も経っていました。赤湯温泉好山荘の飯場な雰囲気は変わらずです。外観は大きな変化はないような気もします。玄関ではだいぶ白髪の増えた小次郎君が出迎えてくれました。

先ずは館内の内湯から。前回同様、階段左側が女性用でしたが・・扉を開けてビックリ!以前の小判型浴槽は姿を消し、まったくの別浴室に改装されていました。以前と比べ窓が大きく明るい印象となった浴室には、10~12人サイズの長方形浴槽がひとつ。使用源泉は以前と変らずのようですが、浴室が明るくなったぶん、湯色が柔らかな明るい黄土色に輝いて見えます。以前の鄙び風情の浴室も良かったですが、明るい印象のこの浴室もなかなかです。窓からは爽やかな山の空気が吹き込み、とても気持ちの良い湯浴みを楽しめました。

続いて屋外の露天風呂へ。こちらも以前と変らずで、秋晴れの爽やかな空気の中、周囲を飛び交うたくさんのトンボに囲まれつつ、幸せなひとときを過ごさせていただきました。
(まぐぞー・2012年9月)

▼赤湯温泉 好山荘 玄関

▼館内

▼時計がいっぱい

▼7年ぶりの小次郎くん(お昼寝中)

▼内湯その1(今回も男性用でした)

▼併設の露天風呂

▼露天風呂湯口

▼内湯その2(すっかり別浴室に改装されました)

▼別の角度から

▼内湯 湯口

▼掲示

▼屋外露天風呂 男性側

▼屋外露天風呂 女性側

▼湯口

赤湯温泉 好山荘 2005年10月

土湯峠周辺には多くの温泉が湧出しており、温泉好きはもちろん、大勢の観光客で賑わっています。赤湯温泉好山荘もその一つで秘湯ファンに人気。赤湯温泉好山荘は赤いトタン屋根が目印で、玄関前にはタヌキの置物がお出迎えです。秘湯会のお宿で帳場前には例の提灯がありました。

赤湯温泉好山荘のお風呂は館内内湯と、屋外に独立した露天風呂があります。館内には男女別にそれぞれ内湯があり、訪問時男湯だった方には露天風呂もありました。鉄分で見事に赤茶色に堆積物が付着していますが、元々はコンクリ製の浴槽と思われます。浴槽縁は大小の石で飾りつけされてます。4人ほどが入れる浴槽で緑黄土色濁り、酸化鉄臭に酸化鉄味がする湯がたっぷりと満たされています。竹筒の湯口より25L/min前後の源泉を浴槽へ投入。浴槽内の湯を掻き混ぜると赤っぽい黄土色に変色した。湯温は43℃と熱めでギチギチの浴感がある。内湯から扉ひとつで移動できる露天風呂は、手造りと思われる岩風呂。内湯とは違い、まだまだ出来てから間もないのか比較的に新しい感じがする。湯は内湯とは少し印象が違い黄土色濁りのものであった。まだ10月初旬というのに外は寒い。

屋外の別の場所にある露天風呂は内湯とは違う源泉を利用している。泉質は単純硫黄温泉(硫化水素型)である。屋根掛けされており雨雪でも湯浴みを楽しむ事ができます。何かのシェルターにも見えてしまうものが脱衣所として使われている。2×2mの木造り浴槽は雰囲気が良い。竹筒より15L/minほどの硫黄泉が浴槽へ。湯は弱酸味、とろみも感じる。浴槽湯は無色の細かい白い湯華がたくさん浮遊しており半濁り状態。甘い?ような独特の臭いもするキシキシした浴感がある。硫黄泉というのだがタマゴ臭はほとんど無いに等しい。お宿の周辺には何もなく静かなので、星空を眺めながらの夜間の湯浴みは最高だと思う。
(三昧・2005年10月)


赤湯温泉好山荘を再訪しました。佇まいは3年前と特別変わった様子はありません。玄関では、ツヤツヤの黒い犬「小次郎くん」が出迎えてくれました。この小次郎くん、とても愛想良しで、カメラを向けるとチョコンと座ってポーズをとってくれます。

さて、まずは館内の内湯から。今回は、階段を下りて左側の浴室が「女湯」となっていました。やや薄暗く、いい具合に鄙び感のある浴室です。浴室の真ん中には4人サイズの小判型の浴槽がひとつあり、石組み湯口から無色透明の熱い源泉が滝のように流し込まれています。浴槽内でクリーム色を帯びた鮮やかな黄土色、相変わらずのギチギチ浴感、鉄臭プンプン湯です。ちなみに前回女性用だった浴室には、いつの間にやら露天風呂が併設されたようです。

続いて屋外の露天風呂へ。こちらも相変わらずの佇まいです。浴槽には水と源泉を混ぜた熱めの湯が注がれ、浴槽内でやや熱めの灰白濁。細かな湯花も無数に漂います。湯面からは、ちょっと甘ったるい臭いも。口に含むと相変わらずの薄酸味でした。
(まぐぞー・2005年10月)

▼変わらぬ素朴なたたずまい

▼ハチに注意

▼提灯の宿です

▼謎の植物に横たわるセミの抜け殻という前衛的アート

▼小次郎くんがお出迎え

▼ツヤツヤ

▼館内内湯・その1

▼以前はなかった露天風呂が併設されていました

▼露天風呂浴槽

▼露天風呂湯口

▼館内内湯・その2

▼こちらは小判型です

▼溢れ出し

▼浴槽から

▼屋外露天風呂(男性側)

▼湯口

▼屋外露天風呂(女性側)

▼浴槽から

▼脱衣所タンク

赤湯温泉 好山荘 2002年9月

赤湯温泉好山荘は山の中の素朴な一軒宿です。素朴といっても、よくある山間の鄙びた雰囲気とは少し違って、なんというか、こう、「現場」な雰囲気なのであります。工事現場の飯場のような宿泊棟、その前はガラ~ンと広い駐車場、そして飯場気分をより一層盛り上げるかのように重機や材木が置かれています。タオルを引っ掛けた湯浴み客は、さながら「現場仕事を終えた職人さん」といった感じですかね。軒下に黄色い安全ヘルメットがぶら下がっていても、ちっとも違和感ありません。

さて到着後、まずは館内の内風呂へ。階段を下った先に二つの浴室があり、それぞれ造りが違います。男女入替え制かは不明ですが、訪問時の女性側は階段正面、3人サイズ浴槽がひとつのみという、こぢんまりとした方でした。浴槽には鉄錆の色の湯が掛け流され、周囲の床までも赤茶色に染め上げ、目にも鮮やかな光景です。金気臭がプンプン漂うやや熱めの湯はギチギチとした肌触りがあり、「にごり湯」に浸かったゾという満足感が得られます。

次に宿の外にある露天風呂へ。宿から少し歩いた先にあるので、内湯からは一度着替えての移動となります。ここの脱衣所が変わっていて、潜水艇やシェルターを思わせる筒状の大きなタンクが置かれ、湯浴み客はこの中に入って脱衣するわけですが、薄暗く圧迫感があり、空気がどんよりこもって、何とも落ち着きません。肝心の露天風呂は、男女別に屋根掛けされた6~7人サイズの四角い木造浴槽がひとつあり、薄い酸味のある灰白濁がかった、やや熱めの湯が静かに注がれています。この日は空が青く澄み渡り、見事なまでの秋晴れ。山からの爽やかな風がビョウビョウと吹き抜け、とても気持ち良い湯浴みをする事が出来ました。
(まぐぞー・2002年9月)

▼赤湯温泉 好山荘 外観

▼訪問時女性側だった内湯浴室

▼お次は露天風呂へ

▼露天風呂 女性側

▼露天風呂湯口

「赤湯温泉 好山荘」改装後の訪問レポはコチラをどうぞ

赤湯温泉 好山荘 データ

福島県福島市土湯温泉字鷲倉1
10時~15時14時30分
冬期休業
500円→700円
訪問:2002年9月・2005年10月・2012年9月

赤湯温泉 好山荘 温泉分析

赤湯の3番の湯 単純温泉 66.0℃ pH=6.3 60L/min(自然湧出) 溶存物質計=897.5 Na=36.8mg K=15.6 NH4=13.4 Mg=26.5(23.11mv%) Ca=84.1(44.48) Sr=0.3 Mn=1.1 Fe2=7.5 Cl=1.3 SO4=405.9(85.52) HCO3=85.1 H2SiO3=219.6 HBO2=0.3 CO2=157.3 (H21.8.4) ※温泉利用状況=加水あり

赤湯温泉 白湯 単純硫黄泉(硫化水素型) 49.1℃ pH=?(試験室ではpH=3.9) 17L/min(自然湧出) 溶存物質計=167.6mg Na=7.5mg K=2.9 Mg=2.8 Ca=15.8(41.08mv%) Al=4.0(22.88) Mn=0.3 Fe2=1.5 Cu=0.1 F=0.1 Cl=2.0 HSO4=0.4 SO4=96.0(96.67) H2SiO3=34.2 CO2=46.0 H2S=9.8 (H16.7.9) ※温泉利用状況=確認できず

以前の分析

赤湯の三番の湯(館内内湯) 単純温泉(Na-HCO3・SO4) 53.9℃ pH=6.1 3.5L/min 溶存物質計=788mg Na=104.1mg(64.26mv%) K=7.0 Mg=6.1 Ca=28.0(19.86) Mn=0.5 Fe2=3.2 NH4=5.6 F=0.5 Cl=1.5 SO4=88.5(26.25) HCO3=311.3(72.75) H2PO4=0.1 H2SiO3=229.6 HBO2=2. CO2=207.7 (H6.11.7)

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