フェリーは礼文島に到着。
ゆるキャラの「あつもん」がお出迎え。
顔ハメがあったので、とりあえずやってみた。
フェリーターミナルの待合室へ行くと、礼文島プレミアム商品券なるものが売られていて、なんでも5000円の商品券で6500円ぶん購入できるとか。聞くと利用できるのは飲食や小売店が主で「こんなに買うかな~?」と迷いつつ・・
購入してしまいました。
中は500円券が10枚つづりになっています。
結果から言いますと・・・
飲食で5000円分あっさりと使ってしまいました!この時期の礼文島はウニという避けては通れない魅惑の食材が~~っっ。
礼文島は利尻島よりさらにのどかな、のどかすぎる島でした。
礼文島は縦に長い島で、地図をザッと見たところ南北20km弱程という、こぢんまりさです。ちょっとキツネの顔のような形をしています。
フェリー乗り場周囲には民家や商店が集まってはいるんですが、ほんの少し行くだけで古びた木造の番屋がポツリポツリと立つ寂しげな海岸風景になります。島には利尻富士のような大きな山はなく、全体が大きな緑の丘のようになっていて、その丘の崖下をなぞるように海岸沿いの一本道が続いていました。
フェリーを降りてまず向かったのがレンタカー探しです。実は本日の宿として船泊地区にあるキャンプ場のバンガローを前日に電話予約したんですが、到着して初めて気づいたんですが、島の南端にあるフェリー乗り場に対して予約したキャンプ場はなんと北端!!とはいえ礼文島はこぢんまりした島なので距離としてはせいぜい10kmちょっと。自転車借りて行けってハナシですが、南から北へは上り坂なんですよ。しかもデカバックパック背負ってるし。絶対、ムリムリムリ。バスの本数は少ないし。
というわけで、最初は節約のため二人乗りできる小型バイクを借りようと、レンタバイクの店に行ったんですが・・値段が思った以上に高め。
「うーん、参考までにレンタカーのお店にも行ってみよっかな。でもバイクでこの値段だから車はもっと高いだろうな~」
と思いつつ、とりあえず値段だけでも聞いてみようと、すぐお隣のトヨタレンタカーへ。
店内に入るととても感じのいいご主人がいて、値段を聞くと「今日は空いてるからヴィッツを軽料金でいいよ」というのです。しかもその値段がバイクの料金とほぼ変わらず。これはもう即決でした。しかも「レンタル時間は24時間だから、先に食事にでも行って、温泉に入って、そのあとまた借りに来ればいい。その間その荷物は邪魔だろうから車に置いていけばいいよ。」と。なんて優しいご主人なんでしょう!も~一瞬で礼文島が好きになりました!
お言葉に甘えて、車に荷物を置かせていただき、食事と温泉へと向かいました。
まずは食事。朝ごはんからほぼ何も食べてなかったんで、もぅお腹ぺこぺこです。食事はフェリーターミナル近くの「炉ばた ちどり」にお邪魔しました。先ほどのレンタカーのご主人によると「あそこに行くと体が臭くなるから、先に食事してそのあと温泉に行くといい」とアドバイスいただきましたが、はて臭くなるとは?
こちらの「炉ばた ちどり」の人気メニュー「ほっけちゃんちゃん定食」です。
生ほっけを網に乗せて炭火で焼き、味噌を絡めていただきます。この店のすぐ近くには「ほっけ漁」の漁港があるので新鮮なほっけが食べられるんです。漁港ではタイミングが合えば「ほっけ網はずし」という、その名前の通りの光景が見られるそうです。関東に住んでいるとこんなに新鮮な「ほっけ」は食べられませんから。ホントに美味しかったですよ。煙でいぶされて、レンタカーのご主人のいう通り、頭の先から足元まで全身まんべんなく臭くなりました。
続いて「炉ばた ちどり」の斜め向かいにある温泉施設「うすゆきの湯」へ。
こちらの温泉はまったく情報がわからず訪問したのですが、内湯は半循環、露天風呂はなんと掛け流しでした。
目の前には海が広がりお隣の利尻富士も見えます。おっ、この間お世話になったフィルイーズ宗谷がいました。畳敷きの広い休憩スペースがありフェリー乗り場のすぐ近くなので、乗船前の時間調整にも最高じゃないでしょうか。今日行くキャンプ場近くには温泉施設がないので、この「うすゆきの湯」でしっかりと体を洗い、着替えさせていただきました。
※7月中旬ころから9月下旬ころまで、曜日と時間限定でキャンプ場からの送迎もしているようです。キャンプ場の管理者がとりまとめて申し込むようなので、その時期に行かれる方は問い合わせてみてください。
そして再びトヨタレンタカーへ。
こちらのトヨタレンタカーで車を借りると、おそらくはもれなくご主人による礼文島の見どころや道路状況のアツイ解説があるものと思われます。話しっぷりからすると、どうやらご主人のイチオシは「澄海(スカイ)岬」というところみたいですよ。ここは海がとても綺麗らしいです。この図を見ると島の西側は澄海岬あたりから下は道が通じてないようですね。
地図を眺めているとアザラシの絵が描いてあったんで「もしかしてアザラシがいるんですか?」と聞くと「いるよ」とアッサリとした口調で言います。「金田ノ岬」あたりをペンで指しながら「ここら辺にいつもいる」と言います。ご主人にとってはアザラシなんて珍しくもなんともない感じで、そんな事より「スコトン岬」だの「猫岩・桃岩」だのを見てほしいみたいです。
(うーん、アザラシかぁ・・見てみたいなぁ。)
さぁーー礼文島巡りへイザ出発!・・・といっても例によって滞在は一泊二日のみ、しかも今日はキャンプ場へ行くだけですが~。