沢渡温泉 共同浴場 2023年6月
沢渡もしばらくだなぁと思いつつ草津の帰りに寄り道してみました。コロナにより共同浴場が立ち寄り不可だったらしく、いつの間にかそれが解除になっていたようで寄ってみました。土曜日の昼時で先客無し。番台のおばちゃんもうたた寝の最中で声を掛けると受付していただけました。脱衣所掲示の分析が以前のより更新されていました。
毎度のことながら鮮度の良い手前側浴槽は、なんと実測で浴槽温度49℃オーバーで入浴は断念。なので奥側浴槽で湯浴みです。十分に掛け湯してから湯に浸かります。ごく僅かに濁り、溶きタマゴ状の白色湯華が動き回っています。すべすべキシキシとした浴感あり。こちらでは湯口で実測53.7℃、浴槽湯で44.8℃でやはり熱いです。塩ビ管湯口からの投入湯量は約9リットルほどでこの湯舟サイズでは十分量です。熱いけど心地の良い草津の仕上げ湯そのものです。
(三昧・2023年6月)
前回の訪問からなんと10年ぶりです。周囲の温泉地はどんどん変わっていきますが、ここ沢渡温泉だけは初めて訪問した20数年前に時間が戻ったような懐かしさが残っています。こういう小規模な昔ながらの温泉地も今となってはほんとうに貴重な存在となりました。
人気の「沢渡温泉共同浴場」は目の前の駐車場が満車で停められず下の公園から歩いて来ることが多かったのですが、この日はなんと一台も駐車がなく中に入ると男女ともに無人の貸切状態でした。
浴室には手前に熱めの2人サイズ、その隣に適温の3人サイズの長方形浴槽が仲良く並んでいます。湯口からは触るのもしんどい無色透明の熱湯をこれ以上入れると浴槽湯が熱くなり過ぎるギリギリ絶妙量をチョロチョロ投入、熱め~やや熱め寄り適温で浴槽底の穴から排湯の掛け流し利用です。綺麗に澄んだ無色透明湯はややトロミがかったスベキシ肌触りで、浴槽底にはクリーム色をした溶きタマゴ状白湯花が沈殿、そっと浸かるとフワフワと湯の中を漂いました。
訪問時は土曜日のお昼で、ぬるい方の浴槽は既に多くの人が浸かったようで湯が8分目ほどに減り、湯も若干「こなれ気味」となっていましたが、まだまだ劣化とまではいかず気持ちのいい湯浴みができました。
やっぱり良かったのはキリリとした「熱湯槽」です。男湯は激熱だったようですが女湯はそこまで熱くなく、あまり浸かる人がいなかったのか鮮度良好「やっぱり沢渡の湯はいいな」としみじみ感じました。
(まぐぞー・2023年6月)
▼沢渡温泉 共同浴場 外観
▼男性脱衣所
▼男性脱衣所
▼小物ボックスもあります
▼掲示
▼沢渡温泉のポスター
▼沢渡温泉共同浴場 男性浴室
▼別の角度から
▼手前が熱め(この日は激熱)・奥がぬるめ(この日は熱め)
▼女性脱衣所
▼脱衣所から見た玄関
▼お客様の声
▼女性浴室
▼熱湯浴槽
▼熱湯浴槽 湯口
▼ぬる湯浴槽
▼動画もどうぞ(1分23秒)
沢渡温泉 共同浴場 2010年7月
再訪問してみました。すると浴舎建物自体と浴室内の一部の壁などが新しくリニュアルされていました。料金も300円に値上げ。宿泊者以外の外来利用時間は9:00-20:30に変更されています。
浴室空間は通気良好で快適そのもので、よくある室内が軽いサウナ状態とは無縁です。浴室入口側浴槽は2-3人サイズの45℃と熱めの調整。向こう側は3人サイズの43℃と浸かりやすい湯加減です。湯口のバルブにて温度調整されていて、無色透明、弱タマゴ臭、すべキシ浴感の温泉です。沢渡の湯の良さを再認識しました。
(三昧・2010年7月)
静かな「沢渡温泉」にある素朴な共同浴場です。4月に行くと改装工事中だったので7月に再訪問。基本的な造りは以前のままですが、壁が綺麗になり入口がちょっと洒落た感じになっていました。そして、いつの間にか湯浴み料が200円→300円に。
早速中へ。浴室は以前と変わらない様子ですが、受付けの人に伺うと浴室内も壁を綺麗にしたとか。浴室には、手前に2人サイズ、その隣に3人サイズの長方形浴槽が横に二つ並んでいます。片方がやや熱め、もう片方がぬるめ寄りの適温となっていました。
湯は無色透明な中に、ごくわずかな溶き卵状白湯花が漂うもので、弱いスベスベ感があり湯面からは仄かにタマゴ臭が漂います。一口含むとごくわずかなタマゴ味。浴槽にはそれぞれ湯口があり、熱い源泉がチョロチョロ投入されての掛け流し。湯温が高いのでジャンジャン掛け流しとはいきませんが、湯の音に耳を傾け、静かに湯浴みを楽しむ玄人好みしそうな共同浴場です。とてもあたたまる湯で、浴後はいつまでもポカポカが持続しました。
(まぐぞー・2010年7月)
▼4月改装中
▼新しくなった沢渡温泉共同浴場
▼アップで
▼受付
▼男性浴室(手前が熱め・奥がぬるめ)※浴室画像は2013年
▼別の角度から。※浴室画像は2013年
▼女性浴室(手前が熱め・奥がぬるめ)※浴室画像は2013年
▼湯口※浴室画像は2013年
沢渡温泉 共同浴場 2001年6月
沢渡温泉は草津の仕上げ湯として有名です。ここ沢渡の温泉街はこじんまりして車だとすぐに通り過ぎてしまう。温泉街の坂道の途中に共同浴場はあり、これまたこじんまりとしている。200円という安い料金で沢渡の湯を堪能できるのはうれしいところです。
男女別の浴室になっていて浴槽は2つあり、それぞれ熱い方・温い方に分かれています。お湯は無色透明で微卵味で微硫黄臭がする。肌触りも滑らかでまとわりつく感じがします。浴室に入って手前の浴槽は熱いですが、間違っても水で薄めてはいけませんよ。熱いのが苦手な方は奥の温い方に浸かる事をおすすめします。
飲泉も可能なのでコップで一杯程度頂いての帰宅となりました。温泉はポリタン1本分で別途200円で持ち帰りも可能です。石鹸・シャンプーはありません。沢渡温泉の源泉はここから30秒のところにあり配湯されているとのことでした。
(三昧・2001年6月)
沢渡温泉 共同浴場 データ
群馬県吾妻郡中之条町大字上沢渡
→Googleマップで見る
9時~20時30分(2時間)
200円→300円
毎月26日200円
訪問:2001年6月~2004年10月数回利用・2010年7月・2013年3月・2023年6月
沢渡温泉 共同浴場 温泉分析
県有泉(貯湯槽より採水)カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 55.1℃ 161L/min(動力) pH=8.5 溶存物質計=1.13g Na=161mg(43.38mv%) K=5.2 Ca=181(55.75) F=0.7 Cl=204(35.29) HS=1.1 SO4=489(62.37) HCO3=6.7 CO3=6.0 H2SiO3=64.3 HBO2=10.6 As=0.2(H29.10.11)
2007年の分析
県有泉 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 54.8℃ pH=8.3 135L/min(動力) 溶存物質計=1.14g Na=162mg(42.69mv%) K=5.1 Ca=188(56.52) F=0.8 Cl=195(33.73) SO4=499(63.84) HCO3=1.5 CO3=9.0 HS=1.0 H2SiO3=63.4 HBO2=10.6 As=0.2 (H19.10.15) ※温泉に影響を与える項目=全て該当なし
1998年の分析
県有泉 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 55℃ pH=8.5 成分総計=1120mg Na=158mg K=5.5 Ca=188 F=1.2 Cl=200 SO4=484 HCO3=3.1 CO3=6.9 HS=0.6 H2SiO3=63.2 HBO2=3.1 As=0.2 (H10.4.13)