3日チケット最終日はアンコールワットの世界にどっぷり浸る

 

アンコール遺跡見学4日目・共通チケット3日券最終日

今日はお昼前から夕方近くまでどっぷりとアンコールワットを見学してから、プノンバケンの夕陽見学をすると決めていました。この三日間ハードに遺跡巡りをしたので、最後はのんびりとアンコールワットの世界に浸ろうと思います。

本日のトゥクトゥクチャーター代は夕陽見学も含めて13$。朝、宿泊しているホステルからアンコールワットまで連れて行ってもらい、夕方迎えに来てもらってプノンバケンへ移動、そして夕陽見学後にホステルまで送り届けてもらう段取りです。ソファールさんには「夕方まで待ってなくていいから、時間になったら迎えに来て」とお願いしました。

それでは行きましょう~。一昨日のアンコールワット朝日見学に続いて二度目の訪問です。

 

本日の到着時間は11時30分くらいでした。前回と比べだいぶ空いてました。(たまたまかもしれませんが)

前回訪問時と今回訪問時で見学者の集中する時間帯がだいたいわかりました。

独断によるアンコールワット混雑する(かもしれない)時間

・朝日見学後からしばらくは朝日見学居残り組+午前中の早い時間帯に到着する中国の団体さんで大混雑。

・お昼前後は比較的空いていた。(暑いから?)

・夕方近くになると日本の団体さんで混雑。(アンコールワットを撮るなら午後がいい、という定説のため?)  

 

ここは浮橋を渡り切った西塔門です。

 

前回はいませんでしたが、お猿さんが数匹闊歩していました。アンコールワットのお猿さんは、すでに散々もらって満腹なのか、誰かがあげたお菓子にはまったく見向きもしませんでした。人間にちょっかい出す場面も一度も見なかったので、日本の観光地に出没する凶暴なお猿さんと比べて随分と友好的な印象でした。とはいえやっぱり咬まれたり引っかかれる心配もあるので、近づき過ぎにはご用心。

 

西塔門を抜け真っすぐのびる参道の向こうに三本の突塔が見えた時、誰もが「ああ、いよいよアンコールワットに来たんだな」と感動する瞬間だと思います。

 

朝日撮影の定番ポイント、「左側の聖池」です。昼間もなかなかヨカッタです。日本人観光客を引き連れたガイドさんが「鏡アンコールワットです」と紹介していました。日本人の好みをよく勉強してますね~。

 

こちらは夕方近くに撮った右側の聖池。こちらもなかなかでした。

 

水草が可憐な白い花を咲かせていました。なんてことない花もアンコールワットで見ると、特別なものに見えてしまう不思議。

 

あまりに有名なアンコールワットなので、いまさら、どーのこーの素人解説はいらないですね。

 

アンコールワット名物・デバター探し

アンコールワットの大定番「デバター探し」も楽しいです。この御方はパンツ一丁でした。

 

デバターはどれも個性的でユニークで、そして美しいです。

 

アンコールワット第三回廊


第三回廊にも上ってみました。一昨日は階段に上るまでの長い行列ができていましたが今日は空いていました。

 

空いていると、画像を撮るとき人の写り込みを気にしたり、逆に誰かの画像に写り込んだりしないよう気をつかわなくていいのがいいです。

 

アンコールワットには、こういう見事なレリーフが当たり前のようにあちこちにあって、本当に凄いんです。

 

ナーガ座布団の仏陀です。

 

ナーガのウロコが綺麗に彫られていたのが印象的。

 

第三回廊からの眺めはとても良いです。

 

そして吹き抜ける風が心地よいです。

 

よく見ると屋根の上にも細かな浮彫が。凄い。

 

やっぱり登りより下りの方が圧倒的に怖いよぉ。

 

アンコールワット裏参道


こちらは裏参道です。こちら側は、ひっそりとした雰囲気があります。

 

東塔門です。綺麗に保存された西塔門と比べその差は一目瞭然。

 

今にも崩れそうで、ちょっと怖い。

 

ここにも浮彫が残っていました。阿修羅です。

アンコールワット第一回廊の一大絵巻


アンコールワットの〆は、第一回廊の一大絵巻をじっくりと鑑賞しました。

 

有名な・・アンコール遺跡といえば、乳海攪拌ですね。

 

壮大かつ緻密な壁画に「凄い・・・」の言葉しか出てきません。

 

これ、わかります?

 

なんとカバが描かれていました。しかも、とてもリアルに。カンボジアにカバっていたのかなぁ?

 

気が付けば西日の時間になっていました。遺跡を眺めていると時間が流れるのって本当にアッという間です。

この頃から日本人観光客の団体さんがドドっと増えました。その大半がシニア層でした。西日のアンコールワットも素敵そうです。

まだほんの46年前、カンボジアがクメールルージュの支配下にあった狂気の時代、写真家の一ノ瀬泰造は単独でアンコールワットを目指し、そして殺害されたことは多くの日本人の記憶に残る事件です。足を踏み入れることさえ命がけだったアンコールワットに、今はこうして時間とお金さえあれば来ることができます。

日本人観光客の多くを占めるシニア世代は、そういう時代背景の青春をリアルに生きていたので、単なる世界遺産観光ではない特別な思いを持ってここへ足を運ぶのかもしれません。

 

大勢の行き交う観光客をぼんやりと眺めながら、こうしてのんびりアンコールワットを見ることができる今の時代を生きることができて本当によかったと思いました。

次はいよいよアンコール遺跡の大トリとして、プノンバケンの夕陽を見に行きます。

タイトルとURLをコピーしました