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インドのチベット・リトルラサ|ツクラカンとチベット博物館と仲見世通り

投稿日:2022年9月14日 更新日:

2019年6月

ヒマラヤ山脈を望む町インド北部のダラムサラ(ダラムシャーラ)郊外に位置する「マクロードガンジ」です。マクロードガンジにはダライ・ラマ法王のお住まいやチベット寺院のナムギャル僧院がありチベット亡命政府の中心地となっています。

マクロードガンジをGoogleマップでみる

 

私達が訪問した2019年6月初旬のマクロードガンジは、ダライ・ラマ法王の法話会、チベットFCトーナメント、さらにはインド人の夏休みまで重なり小さな山間の町は観光客で大賑わいでした。今回は私達が見て歩いたマクロードガンジの中心地をちょっとだけ紹介したいと思います。

 

チベット亡命政府の中心地ツクラカン・コンプレックス

マクロードガンジといえばまずは何を置いてもこのツクラカン・コンプレックス(Tsuglagkhang Complex)を紹介しなきゃです。

ツクラカン・コンプレックスをGoogleマップでみる

 

門の裏側からも一枚

ツクラカン・コンプレックスというのはチベット寺院のナムギャル僧院やダライ・ラマ法王のお住まいがある場所で、ダライ・ラマ法王から直接お話を聞くことができる法話会もここで行われました。チベット亡命政府の中枢中の中枢です。

 
ダライ・ラマ法王の法話会参加の様子はコチラ

ダライ・ラマ法王の法話会に参加!

 

ツクラカン・コンプレックスに入ってまず最初に目に入るのがこのモニュメントだと思います。このページを見ている多くの人は過去から現在においてチベットのおかれているあまりに理不尽で過酷な現状は知っているものと思います。ここは悲しみ・怒り・尊い命を失った人々への鎮魂・故郷への想い、さまざまな感情が詰まった場所だと思いました。

 

訪問時のツクラカン・コンプレックスはチベット亡命政府の中枢だからといってお堅く緊迫した雰囲気は無し。寺院や広場はダライ・ラマ法王の法話会開催時間以外はノーチェックで出入りできスマホやカメラもOKでした。

※カメラ・スマホなどの持ちこみルールは情勢などにより流動的と思われます。
※ダライ・ラマ法王の法話会時間帯はカメラ・スマホなどの持ちこみ厳禁かつ厳しめのセキュリティチェックもあります。

 

ツクラカン・コンプレックスは地元の人々(主にお爺ちゃんお婆ちゃん)の交流、そして祈りの場にもなっていました。

 

人が少ない時はのんびり。めちゃめちゃ人が多い時と空いてる時があるので、なにかしらのタイミング(お勤め時間とか)によるのかもしれません。
 

実はマクロードガンジ滞在中にインド38日目で初の「お腹がピーピー」になり、ここツクラカン・コンプレックスでチベットの薬を処方してもらいました。

 

広場の右手には黄金の御本尊様が鎮座するナムギャル僧院、法話会では手前の椅子にダライ・ラマ法王が座られました。このナムギャル僧院の隣には壁画の美しいカーラチャクラ堂がありましたが「そちらは撮影はダメよ」ということです。

 

ナムギャル僧院の正面にダライ・ラマ法王のお住まいがあります。

 

ナムギャル僧院やカーラチャクラ堂をグルリと囲むようにマニ車が並んでいました。心を寄せ崇める場所にはこうしてマニ車がグルーっと並んでいることが多く、仏教徒はそれに沿って時計回りに巡ります。このことをチベットでは「コルラ」というらしいです。

 

インド人観光客のシク教兄さん達もコルラ。シク教寺院(グルドワラ)に行った時は宗教問わず「いらっしゃい」で、温泉にも入らせてもらったしご飯もご馳走になりました。

 

下は厨房かな。ヤカンが大量。法話会の「おふるまい」で使われたものかも。

 

鮮やかな宗教画がインパクト大のマニ車のお部屋がありました。

 

チベットの宗教画って激しい劇画風が多くて見ていて飽きません。(勉強不足で意味はほとんどわからないけど)

 

一周するとチーンと鐘が鳴る仕組みです。

 

チベット博物館

ツクラカン・コンプレックスに入ってすぐにある小さな博物館です。

 

ここではチベットの人々の過去から現在に至るまで歩み、あまりに過酷な年月を写真と映像で知ることができます。

 

ここには載せませんが展示物の中にはあまりに残酷な思わず目をそむけたくなるような写真も多数ありました。怖いからと避けるのは簡単ですが、チベットでいったい何が起きたか、どうして人々は逃れマクロードガンジの地にチベット亡命政府を置くことになったか、やはりここはしっかり直視した方がいいと思います。
 

展示物の中の一枚の写真に目がとまりました。「これ、チベットFCトーナメントGCMGC2019が行われたあのグラウンドだ・・・」

 

過酷なヒマラヤ山脈を命を掛けて逃れて来た先人たちの手によって、あのグラウンドは造られたんですね。平坦な土地を確保するのすら容易ではない山間のダラムサラにあんな立派なグラウンドを人力で造るってどれだけ大変だったろうと思うとなんとも心が揺さぶられます。きっと故郷チベットを離れても子達にだけは不自由な思いをさせたくなかったのかもしれません。

 

このグラウンドでは、今こんなに賑やかにサッカートーナメントが行われている。

 

本当ならチベットの歴史的な文化財や美術品を華やかに並べるべき博物館、その日がいつか訪れて欲しいと切に思います。
 

 
 
セブン・イヤーズ・イン・チベット チベットの7年(ハインリヒ ハラー)
 
チベット亡命政府がなぜインドに置かれるようになったのか、フワッとしか知らなかった三昧に「だったらこれがいいよ」とラダックで知り合ったチベット人山岳ガイド氏が、チベットを知る初級編としてすすめてくれたのが映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」これはその原作本。オーストリアの登山家がひょんなことから過ごしたチベットでの7年間、幼きダライ・ラマとの出会い、やがておとずれるチベットの悲劇。当時のチベットを知る貴重な記憶の書です。

 

マクロードガンジ・マーケット(仲見世通り)

チベット寺院やダライ・ラマ法王のお住まいへと続く細い道沿いにビッシリと飲食店や雑貨店、洋品店やゲストハウスなどが連なる日本でいう「仲見世通り」のようなエリアです。

 

お店を覗いてみると欧米人が好みそうなオリエンタルな雑貨を売る店や手作り感満載のお茶なんかもあったりして、こういう所に来るとついつい買い物しちゃう(^^;)

 

チベット亡命政府の中心地ツクラカン・コンプレックスの近くには屋台もズラリ。チベットらしいタルチョ(五色の祈祷旗)や国旗の雪山獅子が描かれたステッカー、インド人女性が好きそうなジャラジャラアクセサリー、昭和時代にタイムスリップしたようなちょっとチープな子供のおもちゃなんかも売られていて、雑貨好きな人なら一日見て歩いても飽きなそう。ここでもタルチョとチベットステッカーを爆買いしてしまった。

 

ヒマラヤ山脈を望む山岳地帯ならでは?ちょっと珍しいものも売られてました。お兄さんが売っていたのはゼンマイのような山菜!どうやって食べるのかな?おひたしとか天ぷらにしたら美味しそう。

 

観光客が次々と興味津々覗き込んでいたのは(でも誰も買わない)・・・

 

謎の植物?これは何に使うのかなぁ??観賞用?マクロードガンジでは今まで見たことないような面白いものが売られていて全然飽きません。

 

さすがのインド人もビビって逃げた存在感ある牛様もいました。(とても大人しい牛様でした)

 

インドあるある意味不明な場所での爆睡。この辺はやっぱりインドだな~と思ってしまう。

 

夏のマクロードガンジはフルーツが美味しい!

夏の山岳地帯はアンズやプラムが旬らしく、とにかくフルーツが美味しかったです。滞在中はほぼ何かしら買って食べてました。

 

コルラ道途中のスイカ屋さん。

 

ちょっと厚みが薄めだけどスイカは甘くて美味しいかった。コルラ道(巡礼路)の途中の喉が渇く絶妙な場所にあって、水分補給に次々と売れまくってました。

 

フルーツで一番気に入ったのがコレ。ちょっと味見で買ったサクランボがあまりに美味しくて・・・

 

ついには箱買いしてしまいました。
 

マクロードガンジは食事が美味しい

マクロードガンジに来て一番うれしかったのが食堂で食べるチベット料理がとても美味しかったこと!

 

チベット料理はバンガロールでも食べたけど日本人の口にとても合うと思います!インドに来てからほぼカレーばっかりで、こういう野菜たっぷりの優しい味に癒されます。

 

ピザも辛くないのが嬉しい!(←これ重要インドの町の食堂でピザ食べると激辛のことが多い)マサラからの開放!ありがとうチベット!

 

世界中から観光客が集まるからか、散歩の途中でフラッと気軽に立ち寄れるカフェも点在していました。ケーキとコーヒーが美味しい~~。(食べかけ画像です)

 

いくつかのお店でケーキ食べたけど、どこも美味しかったー。ぜったい体重増えた。

 

マーケットの真ん中にある小さなチベット寺院(Kalachakra Temple)

マクロードガンジ・マーケットのど真ん中にあるカーラチャクラ寺(Kalachakra Temple)です。

Googleマップでみる

 

周囲をグルリとマニ車に囲まれて、近所のお爺ちゃんお婆ちゃん、そして観光客がひっきりなしに回していました。チラッと画像にも写っている横の通りがやけに大賑わいなのは、夕方近くになるとモモ(チベットの餃子)を道端で売る人がいて、それがなかなかの人気で立ち食いするお客さんで混雑気味。

 

寺院の中です。チョルテン(チベットの仏塔)がありました。あれだけ外は大賑わいなのにここには誰も入って来ません。外の喧騒から切り離された静かな空間です。

 

階段を上がると・・・

 

仲見世通り(マクロードガンジ・マーケット)を見渡すことができました。こうして見るとマクロードガンジってなんだか日本の市場みたい。すごく懐かしい景色に見えます。

 

日の暮れたマクロードガンジです。まだまだ観光客は闊歩してます。

 

夕食時の人気の食堂はどこも混雑していて座席を探すのが大変でした。真ん中に写っている「APPLE BEER」はノンアルコールの微炭酸リンゴジュースです。(またも食べかけ画像でスミマセン)

 

ゴツイ牛様こんばんは。今夜はラバくんのお供を連れてますね。

夏はこんなに賑やかなマクロードガンジだけれど冬はどんな感じになるんだろう?やっぱりお客さんは減るのかなぁ。一度、静かなマクロードガンジも見てみたいな。

インドを旅する55章・インド

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