クラビ→ランタ島→そして南の楽園ンガイ島へ

バンコクのドンムアン空港を飛び立ち、

 

約1時間後にはクラビに到着。やっぱり飛行機は早くていいね。

 

クラビは暑いは暑いけれどカラッと乾いた空気が心地よいです。ジメッと蒸し暑いバンコクと全然違うな~。

 

クラビ空港からランタ島へ

ここから車でランタ島へ向かいます。ランタ島へはフェリーでも行けますが値段が高いんです。なので私達は車利用。クラビタウンまで行けばローカルバスでも行かれるようですが、それだと時間がかかって面倒くさいのでクラビ空港→ランタ島各ホテルまで行ってくれるミニバンを利用することにしました。

 

クラビ空港には各島へ行くフェリーやバスなどを扱う会社が数軒並んでいます。その中の一軒で宿まで送ってくれるチケットを即購入(500B/1750円)したんですが、その後別のカウンターで参考までに値段を確認したところ、なんと「100B安くする」というじゃないですか!なんだ~、もうチケット買っちゃったよ~。数軒に聞いてから買えばよかった・・。交渉すればもっと安くなったかも。

さて、購入したミニバンのチケットですが、10時発と記されていたので、一時間ほど空港内で時間つぶしです。そして10時になったのでカウンターに行くと「もう少し待ってくれ」と。

 

更に待ち、やがてミニバンに乗るよう指示され向かうと、乗客は私達を入れて4人だけ。「ゆったりできて良かった」と思っていたら、10分、20分経っても全然出発しません。ここでようやく気が付いたんですが、どうやら座席がいっぱいになるまで出発しないパターンのようでした。結局お客さんで満席になるまで30分ほど待ったでしょーか?

クラビ空港を出発したミニバンは、少し走ったところでセブンに到着。ここでトイレに行きたい人はどうぞってことです。せっかくなんで私達はトイレと買い物をしましたが、他の人は誰も行かなかった。

 

さらに走り、ランタ島へ渡るフェリー乗り場に到着です。なんと大きな渡し船に車ごと乗り込み、ランタ島へ渡るんです。

 

連なるフェリー待ちの車。この移動はとにかく「待ち」が多いです。待っている間、あちこちのドライバーさんが出て来て、草むらで立ちしょんをしていました。トイレ=待ち時間に野ションで済ませるというのが慣例のようです。

やがてフェリーに乗り込みます。

 

車を停めると自由に車外へ出てフェリー内をウロウロすることができます。港だからかクラビ側の海はあまり綺麗ではなく、三昧に言わせると「ドブ川よりはマシ」なんて言ってましたが。

 

ランタ島へ向かうフェリーは一切揺れもなく、船に乗っている感はありませんでした。

ランタ島へ渡ると再びミニバンで移動、そして各ホテルやゲストハウスで乗客を降ろしていきます。私達は最後から2番目だったんで、バックパッカー向けの安宿からリッチな綺麗系コテージまで、他のお客さんの宿泊ホテルを見ることができました。

 

到着したランタ島はどこかパーイに似た昔のヒッピー臭漂うちょっと気怠い雰囲気の街でした。たまたま私達の泊まった地域がそういうところだったのかもしれませんが。街の観光客は九割が欧米人で、ローカルの人より多いんじゃないの!?と思ってしまうくらいでした。

 

海の幸がいっぱいランタ島ローカルマーケット

ランタ島の滞在はたった1日だけですが、レンタルバイクを借りてちょっとばかりウロウロ。

 


ローカルマーケットは海に囲まれたランタ島の場所柄、新鮮な魚介類が豊富に売られていました。

 

お馴染みの魚介類から、お馴染みじゃないような魚、

 

これはどうやって料理するんだろう?というエイまで売られています。

 

お手軽な焼き魚も売られていました。

食堂の料理には大きなエビがたっぷりで嬉しかったなぁ。ただしやっぱり島なので、バンコクやチェンマイと比べると物価はやや割高です。

 

ローカルの人々は北部のチェンマイやチェンライとは国が変ってしまったかと思うほど顔つきや雰囲気も違って、縦に長ーーいタイの多様性をひしひしと感じました。

 

そして翌日はいよいよランタ島からスピードボートに乗って、今回の目的地「ンガイ島」へ渡ります。タイ風に言えば「コッンガイ」ですね。

え?ピピ島じゃないの?と思った人、甘い甘い。

ピピ島はもうかれこれ30数年前、まだ島内が舗装もされていなかった時代に2回ほどバックパック背負って行きました。

まだ今ほどメジャーじゃなかった当時のピピ島、一番の主力旅行者はどの国だったと思います?

なんと、島内は中国語で溢れていました。さすが目敏い・・いやいや先見の目がある中国人。ただ当時の中国本土のビザがどうだったか不明で、もしかしたらタイ在住の華僑の人達だったのかもしれません。

そんなワケで今回は、今やすっかりメジャーなピピ島ではなく、まだまだマイナーなンガイ島を新規訪問してみようと思います。

 

ランタ島からンガイ島へ

ランタ島からンガイ島へのボートは各種あるうち、大手のTigerline(タイガーライン)公式サイトでネット予約をしました。ひとり675B(2350円)、結構高いですよね。

実際ランタ島へ行ってみるとボートを扱う旅行社が多く、慌ててネット予約しなくても、もっと安いボートがあったかなぁ?と思ってますが。ただ、今回のようにピークシーズンだとボートが満席なんてこともあるので(実際、私達の乗ったボートは満席でした)やっぱり予約した方が無難?

 

朝、タイガーラインの送迎車に乗ってランタ島のボート乗り場へ向かいます。

 

ボート乗り場併設のチェックインカウンターで手続き。

 

行先が記されたシールをつけます。

 

そして行先ごとに色分けされた紐をバックパックに括りつけます。

なんと目の前にいた欧米カップルが、予約日の一日前に乗り場に来てしまいました。本人たちは大爆笑。受付のお姉さんが「この便は満席だから乗れないわよ」と言ってましたが、なんとか本日の便に乗せてもらえることになったようです。

 

ボートの中には幾つかの島をポッピングする便もあるようですが、私達の乗るボートはンガイ島への直行直帰でした。

 

ボートは満員御礼で大半が欧米人、そしていよいよ春節が始まる中国人もチラホラ見えます。

ところが乗り込んでみると、ギュウギュウに詰めてもちょうど2名分席がありません。たぶん先ほどの一日間違って来ちゃった欧米カップルが乗り込んだためだと思います。

カナダから来たおじいちゃん二人が席にあぶれてしまい、ひとりはなんとかスタッフが用意した荷物の合間に着席、それでも、もうひとりはどうしても席が無く、皆に「運転手か?」なんてからかわれていましたが。三昧が席を譲ると言うと「大丈夫だよ」なんて言ってましたが、同じ年代のお客さんに「年寄りは座った方がいい」と言われ、着席していました。

やがてンガイ島行きのボートは出発したワケですが、この日は波が高いうえにスピードボートが激しく進むので、ものすごいアップダウン!ボートが波の上に乗った次の瞬間ズドーンと下に落ちるので、その突き上げる衝撃が骨盤から脳天にまで響きます。

立っている三昧はというと、アップダウンのタイミングで屈伸をしないと足の関節や膝にダメージが来てしまうらしく苦悶の表情で屈伸を繰り返しつつ、振り飛ばされ転倒しないよう必死にボートにしがみついています。

 

ランタを離れンガイ島へ近づくと海はみるみる美しいエメラルドグリーになり、画像も存分に撮りたいとこですが、ボートの激しいアップダウンに皆それどころじゃありませんでした。

 

地獄のアップダウンボートから、天国のンガイ島に到着したのは1時間弱後。

 

初めて来たンガイ島は、美しく澄んだ海水が静かにホワイトサンドに打ち寄せ「タイにもこんな綺麗な海があったんだ」と、かなり衝撃を受けました。

この島には島民の集落がなく、リゾートとその従業員そして少しばかりの観光に携わる人だけが居住するという特殊な環境で、そのため海水の汚染が少ないんだと思います。

 

これはもう、訪問初日から、ワクワクが止まりませんよ。

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