インド北部の温泉街マニカランで泊ったお宿3軒を紹介します。宿泊したどのお宿も温泉を引いた浴室を持っていて、宿泊客はグループことに貸切利用できました。今回訪問した6月は一年でもっともマニカランが混雑する時期で、宿代も跳ね上がります。詳しくはこちらをどうぞ。→温泉マニアに行ってほしいインドの温泉街マニカラン
MOON G.H.
シク教寺院のグルドワラに近く、周囲は土産物店や温泉浴室を持つホステルが数軒集まる賑やかな路地のゲストハウスです。目の前には食堂もありとても便利です。詳しい宿泊レポは「はしご湯のすすめ・MOON G.H.」をどうぞ。
Sharma Sadan G.H.
寺院広場に面した食堂の上が宿泊施設になっています。部屋が広場に面しているので行き交う人々を眺めるのが楽しいです。詳しい宿泊レポは「はしご湯のすすめ・Sharma Sadan G.H.」をどうぞ。
Fateh Paying guest house Natural Hot Water
地域の地元住民エリアにあるゲストハウスです。目の前が小さな路地の広場になっていて、夕方になると近所の子供が集まり遊び、奥さん方は井戸端会議、お年寄りや男性も腰掛けて談笑する、ふだん着のマニカランを見ることができるゲストハウスです。
前日に部屋を見に来た時は若い男性が案内してくれましたが、宿泊時は見当たらず笑顔のかわいい高齢のお婆ちゃんがいろいろ仕切っていました。
宿泊部屋は一階と二階にあるようで、私達は二階の表玄関側に案内されました。下は地域の交流広場で、ほのぼのとした下町風情を楽しむことができます。
かなり年季が入り古びた部屋ですが、二面に窓があり明るい雰囲気です。部屋はこぢんまりとしていて、いずれも年季の入ったブラウン管テレビ、クッションが潰れた椅子、鏡台、ダブルベッドが一台置かれています。
ベッドはマットレスがヘタリ、下の木の感触が当たりちょっと硬い感じです。毛布やシーツも年季が入ってますが、よく干したり洗濯もしているようでした。ただ枕はカバー下の本体が黒カビで真っ黒で、これはちょっと使えませんでした。二つ隣の部屋にいたインド人観光客は、チェックアウトの際これみよがしに枕カバーを半分下げて、枕のカビをアピールしてました。
部屋にはシャワールーム兼トイレもあります。こちらも年季が入って、長年蓄積された汚れれも目立ちますが、それさえ気にしなければ変な臭いも無いし、温水は充分でるし、不自由なく使えると思います。
当然ながらシャンプーやトイレットペーパー、バスタオルなどの備品はありません。
なにしろ周囲は住宅が密集している地域なので、カーテンを開けるとご近所さんとご対面状態ですが、他の家がそうしているので私達もそれにならってカーテンや窓を開けご対面状態にしました。おそらくは「知らない顔は無い」といったコミュニティの中にあるゲストハウスなので、常に誰かしらの目があり犯罪の臭いがありません。
共有利用できるちょっとしたテラスもありました。
周囲は元気なお子様も多く、ニャアニャアと猫の鳴き声がするから部屋の外に出てみたら、近所の子がこっちを見ながら四つん這いになって猫の鳴きまねしていたのには参ったな~。こうやって歴代の宿泊者が誘き出されたんだと思います(;^_^
ちなみにこのお宿にお世話になったのも独自の温泉浴室を持っていたからです。一階の端っこに浴室があり、他のホステル同様にグループ単位での貸切利用になります。
画像は散々お客さんが浸かった後で残り湯を洗濯利用するだけ状態の時です。タイミング悪く良い状態の時を撮り逃しました。
実は先に見学だけして「おっ、なかなか良さそうな浴室だぞ、後で入ろう~」と思っていたら、その後のタイミングが悪く入ろうと思う時に限って先客が・・・。やっと空いたと思ったら大量の洗濯物が。そんな感じで最後まで結局は入れず。見学したあの時入っておけばよかったなー。
Fateh Paying guest house Natural Hot Water データ
インド・ヒマーチャルプラデーシュ州・マニカラン
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一泊一部屋700インドルピー
Wi-Fiなし※宿泊時の情報です
ボーダフォンは普通に使える
宿泊:2019年6月28日・29日