天狗温泉 浅間山荘

天狗温泉 浅間山荘 2022年10月

浅間山(前掛山)登山口に位置する温泉宿です。下山後に汗流しをしようと思いましたがその前に帳場でお風呂場の混雑具合いを確認です。浴室は登山客で大混雑を想像しましたがそうでもなさそうなので入浴をお願いしました。いずれにせよお客さんは宿泊・日帰りを問わず登山客が多そうです。

浴室へは帳場右手廊下を奥に向かいます。男女別にそれぞれ内湯を一つ備えています。かなり湿気ムシムシ状態の浴室です。浴槽は6人サイズの石造り、見るから鮮やかな湯色のオレンジ湯がたっぷりと満たされています。

湯舟端にある岩組み湯口の上部には「源泉」と掲示があります。その湯口から落とし込まれる加温された源泉温度は48.4℃。明らかに浴槽湯とは湯色が異なる無色透明です。口に含むと新鮮な金気臭味に弱甘味、弱炭酸を感じます。因みに浴槽湯は完全な鉄サビ臭がしました。

湯舟約40℃ほどでの湯浴みは登山直後の火照った身体にはなんとも心地よい湯温でした。お宿公式HPには宿泊者専用の浴場もあるようなのでお泊りでじっくり湯に浸かるのも良さそうです。
(三昧・2022年10月)


約18年ぶりの再訪問です。今回は登山の下山後汗流しに寄ってみました。浅間山荘は浅間山登山口のすぐ横にあり、周囲は深い森に囲まれています。今回の訪問は紅葉の季節で、浅間山荘の背後に広がる森が赤や黄色に染まりとてもきれいでした。

受付を済ませ浴室に向かいます。ガラス窓が大きくとられ外光が明るくさしこむ浴室には、以前と変わらない目にも鮮やかなオレンジ色の湯がありました。「そうそうこんな感じだった」と18年経っても変わらない湯色にちょっと嬉しくなりました。

6人サイズの長方形浴槽に満たされる鮮やかなオレンジ色の湯は、湯口よりほぼ無色透明加温源泉を少量投入しつつの浴槽内加熱循環利用です。前回訪問時は鮮やかなオレンジ色にばかり気を取られてましたが、じっくり浸かってみると鉄感と共に重曹味や炭酸も感じられ、なかなかの実力湯ということがわかりました。こうなると気になるのが加熱前の源泉です。浴用は無理でも手に触れることができたらなぁーと思いました。

気になる浴室の混み具合ですが、日曜日昼過ぎの訪問で女湯は入浴の済んだ10人くらいの登山客の団体さんが帰られるところでした。私が湯浴み中は終始貸し切り状態でラッキーでしたが、浴後に入れ替わるようにして今度は数組の登山グループがやって来ました。登山客の多いこの時期は温泉だけが目当てなら下山ラッシュの昼過ぎは避けた方がいいかもしれません。

浴室にはシャンプーとボディソープ、脱衣所にはドライヤーあり、有料駐車場の領収書が200円の入浴割引券になっていました。
(まぐぞー・2022年10月)

▼天狗温泉 浅間山荘 看板

▼天狗温泉 浅間山荘 外観

▼受付まわり

▼男性浴室

▼湯口

▼鮮やかな湯色です

▼シャワーは全部で6台ありました

▼女性浴室

▼湯口

▼浅間山荘のオレンジ色の湯を動画でどうぞ(42秒)

▼お馬さんがいました

▼登山道近くで流れる川

▼登山道横では鉱泉のような湧出が見られました

天狗温泉 浅間山荘 2004年4月

標高1400mに位置する浅間登山口にある「浅間山荘」です。表通りから「浅間山荘」案内看板のまま小道に入ります。そこから約4kmはソフトな登りダートが続きます。車で行ける最終地点に浅間山荘はありました。すぐ脇には浅間山登山口の一つがあります。またお宿は山小屋風の建物を想像していたら、いたって普通の旅館の趣き。駐車場脇には馬が3頭お出迎え。

脱衣所にて分析所を確認すると鉄分が50.6mgも含有されている。浴室の扉を開けると目の前には鮮やかなオレンジ色を満たした長方形浴槽がありました。湯はオレンジ色に完全混濁、粉っぽい感じのキシキシ浴感、浴槽温度は体感41℃と適温です。岩組み湯口横には源泉と書かれていて加熱された源泉が浴槽へ投入されます。加熱源泉は無色透明、甘味、金気味。鉱泉なので加熱循環にて利用されてますが、ここの湯はとても印象強い湯です。
(三昧・2004年4月)


浅間山荘は浅間山の登山口に隣接した温泉宿です。最初、間違ってとんでもないハードダートの旧道を進んでしまいました。途中で運良く地元の方に遭遇し「この先は岩が転がって通行出来ない」と聞き、本来の道を教えていただきました。本来進むべき道も途中からダートになるのですが、走りやすいように整備されていました。到着した浅間山荘は訪問前の鄙びたイメージとは違い、新しめの温泉旅館といったたたずまいでした。周辺では楽しそうに引き馬に乗る子供の姿も見られました。

受付にて料金を支払い早速男女別の浴室へ。脱衣を済ませ浴室の扉を開けると「おおっっっ!」思わず驚きの声をあげてしまいました。そこには目にも鮮やかなオレンジ色の湯が満たされていました。茶色や黄土色の湯は数あれどこれほど鮮やかなオレンジはなかなかお目にかかれません。ワクワクしながら湯に浸かるとなんとも言えぬ粉っぽさと固い肌触りがします。湯口より源泉を口に含むと甘鉄味。

浴室は最近リニュアルされたのか、どこも綺麗でピカピカです。シャンプー、ボデイソープが揃い、使い勝手の良いカランも並びます。湯上がりは、お湯の鉄粉効果なのかパウダーでもつけたかのようにサラサラっとします。加熱循環ですがここのお湯は妙に気になりました。
(まぐぞー・2004年4月)

▼天狗温泉 浅間山荘 外観

▼男性浴室

▼湯口

▼湯色

▼女性浴室

▼湯口

▼光に当たるとますます鮮やかに見えます

▼浅間山荘のすぐ横が浅間山登山口です

▼お馬さんがいました

天狗温泉 浅間山荘 データ

長野県小諸市甲字野馬取4766-2
Googleマップで見る
0267-22-0959
11時~17時
500円→850円
訪問:2004年4月・2022年10月

天狗温泉 浅間山荘 温泉分析

天狗温泉 単純鉄(2)冷鉱泉[炭酸水素塩型]8.4℃ 47.6L/min(自然湧出) pH=5.9 溶存物質計=0.5157g Na=8.4mg K=2.2 Mg=9.6 Ca=40.1(40.23mv%) Sr=0.1 Mn=0.8 Fe2=48.0(34.59) Cl=1.4 SO4=0.3 H2PO4=0.3 HCO3=298.4(98.93) H2SiO3=106.0 CO2=743.6 (H29.11.1) ※温泉利用状況=掲示確認できず

以前の分析

天狗温泉 単純鉄冷鉱泉 9.0℃ pH=5.8 溶存物質計=521.7mg Na=12.8mg(10.35mv%) K=2.2 Mg=12.1(12.48) Ca=39.1(36.04) Mn=0.9 Fe2=50.6 F=0.7 Cl=7.8 HCO3=287.4(94.77) CO2=795.5 H2S=0.1

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