天橋立の後は、同じく京都の丹後半島海岸沿いにある観光名所「伊根浦伝統的建造物群保存地区」に寄ってみることにしました。天橋立から車で約30分くらいの場所にあります。
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「伊根の舟屋」という呼び名で有名で、海に沿って一階が舟置き場・二階が作業部屋という、独特の建造物が並ぶ風情ある景観が見どころらしいらしいのです。ようは二階建ての番屋が連なってるということですね。随分以前にテレビ番組でこの景観を見て、一度行ってみたいなぁと思ってました。
海岸沿いにある駐車場に車を停めると、なにやら数人の小学生がワァッと駆け寄ってきて、伊根の舟屋についてのアンケート(どこから来ましたか?どうして伊根町を知りましたか?など)、そして一冊一冊手描きしたイラスト入りの冊子をくれました。引率の先生によると野外活動の一環らしいですよ。冊子を読んでみると地域の漁業についてとか、伊根町のへぇーと思う情報がいっぱい書かれてました。
さっそく町を散策してみます。この通りを挟んで海側に二階建ての舟置き場、通りの反対側に居住する家があるのが定番構成らしいです。
どこかノスタルジックな町並み。でも平日なので観光客はもちろん、町の人もいなくてちょっと寂しい。
あっ舟屋の向こうに海が見える。
時化の日はどういう感じになるのかなぁ?やっぱり波がザバーンって来るのかな?
井戸かな?
とても澄んでます。
舟屋マンホール。
「伊根の舟屋」は海側から見るとより風情がある景気が見られるのかも。というわけで海の方に行ってみます。途中でさっきの小学生のグループが「あっ、人が来た」って駆け寄って来たけど「なぁんだ、さっきと同じ人だぁ」ってちょっと残念がってました。平日は観光客少ないからねぇ。
海の向こうに舟屋の見える場所に来ました。これこれ、この景観が見たかったのです。
どこか不思議な懐かしさのある、大林監督の映画の舞台にでもなりそうな景色。
この海岸線をずっと、ずーっと北上すると私の生まれ故郷です。同じ日本海が目の前なのに、あっち(秋田)の方は、なーーんにもない。ただ寂しい砂浜がガラーーンと続くばかりだよ。番屋もごく普通の一階建ての簡素な小屋がポツン、ポツンです。
そろそろお腹が空いたんで、お昼ごはんを食べに行こうと小学生軍団引率の先生におすすめの食堂を聞いてみました。「観光的にはどうかわからないけど、地元でも評判がいい食堂」を教えてもらいました。ところが行ってみたら残念無念の定休日。
さきほどの海沿いに再び戻ってみると観光案内所の二階でも食事ができるってことで、そちらにお邪魔することにしました。
海が真ん前で、窓の向こうに海が見えます。
注文は丼ものにしました。
魚は新鮮でとても美味しかったんですが、全体的に(ご飯も含めて)量がかなり少なく、上品な感じでアッという間に食べ終えてしまいました。値段は1500円くらいだったかなぁ?
あ、さっきの小学生たちだ。ようやく次の観光客が来たみたい。伊根の舟屋についてのインタビューしてるのかな。
きょうはこれから、もう少し丹後半島巡りをしようと思います。