8月8日に大間から函館にやってきて、しばらく晴れたり曇ったり小雨が降ったり安定しない日々が続いています。北海道にやってきた目的のひとつが山歩きだったのになぁ・・・。天候に振り回されっぱなしだぁ。
函館から内湾に沿って室蘭方面へ移動。この辺りは昆布が名産のようで雨の降る中、家族総出で水揚げされた昆布を干す姿が見られました。画像ではわかりにくいんですが、この昆布とても大きいんですよ。軽く人の背丈は超えてます。車の外に出ると磯の臭いにまざって美味しそうな昆布の香りがプンプンしてきました。
北海道の記念すべき一湯目は恵山温泉でした。ご主人は私達の顔を見るなり「石鹸使えないよ、それでもいい?石鹸使いたいならいい施設あるよ」と。どうやら泉質の関係で泡立てないようで、登山口にある宿なので私達を下山後のハイカーと思ったのかもしれません。さて第一湯目の恵山温泉は、なかなかの掛け流しっぷりで、かなーーり良い湯でした。
〆の汗流しはザァザァ掛け流しの川汲温泉で。ここもよい湯でした。どうやら北海道の湯めぐり、おもしろそうだぞ。
下北半島から始まった移動につぐ移動の一日がやっと終わりました。北海道に無事到着できた安堵もあって、この日は疲れ果てて道の駅で爆睡車中泊です。
2018年8月9日(木)
この日も弱い雨が降ったり止んだりの朝です。
トイレで立ち寄った「道の駅しかべ間歇泉公園」ですが・・・
・・・ん?
なんと大分県の鉄輪温泉でお馴染みの蒸気泉を利用した蒸し場があるではないですか!ちなみにこの道の駅には有料で見られる間欠泉もありますが、そちらはスルーします。
鉄輪温泉と同じように手軽に蒸し料理に挑戦できる食材も売られているので、さっそく購入してみました。野菜や卵もありましたが、やっぱりここではカキでしょ~。カキは大きなものが確か5~6個入って1000円です。蒸し時間が書かれていてタイマーも付いているので大雑把な我家でも失敗無しです。
蒸し上がりました。絶妙に蒸されたカキはふっくら柔らかで、とっても美味しいです!
蒸し場以外にも店舗内にはいろいろ総菜などが売られていて、どれも美味しそうです。北海道では食べすぎないように気を付けよう!
その後はちょっとだけ湯めぐりしつつ、
この日の車中泊は「道の駅とようら」です。海沿いにも車中泊組で賑わっている広い駐車スペースがありましたが、北上している台風の影響で海が荒れると怖いので、こちらの「道の駅とようら」にお邪魔しました。国道に沿って並ぶように駐車スペースがあり、パッと見は走行音がうるさそうですが、建物に沿ってL字型に横の方にも駐車スペースがあり、そちらは比較的静かでした。トイレはとても清潔で綺麗、手洗い場には液体せっけんも完備されています。
この夜はサァーと霧雨が一晩中降っていましたが、夜中には遂に本格的な雨に。軒下でライダーの人がテント泊していたけど大変そうだなぁ・・。
2018年8月10日(金)
朝から生憎の雨。北海道に来てから三日目、曇ったり晴れたりと台風の影響か不安定な空模様でしたが、本格的な雨はこれが初めてです。
せっかく北海道に来たんだから、有名観光地もおさえますよ。
サミットで一躍有名になった洞爺湖。高級そうな大型ホテルや雰囲気の良いキャンプサイトが点在する素敵な湖っぽいですが・・・まぁ、天気がアレで、晴れているときに来たかった。
水鳥がきれいに一列に並んでいました。
そんな洞爺湖で気になる掲示が。
ウチダザリガニなる生物がいるようですよ。かなりゴツそうなザリガニですが。ビジターセンターで本物に会うことができました。ハサミが大きくて美味しそうなロブスターにも見えますが。食べられないのかな?
昭和新山と有珠山。有料駐車場500円。係りのおじさんに「山はどこ?」と聞くと、
はい、こっちが新山!
・・・・・。
そして、あっちが有珠山!
・・・・・。
どうやら北アルプスで天気運を使い果たしたようです。
その後も雨は降ったりやんだりで、冴えない天気は続きます。
登別温泉です。ここは一大観光地で大型ホテルが目立ちました。いよいよお盆という夏休みど真ん中だからか、それほど広くない道にはたくさんの人が行き交い、車の通行には気をつかいます。この温泉街にも探せばこぢんまりとした湯治宿はあるんでしょーか?温泉街は海外からのお客さんがとにかく多く、北京語と韓国語が激しく飛び交っていました。
なにげに楽しかった登別の地獄谷遊歩道です。温泉マニアが喜びそうな景色と臭いが広がっていました。
一般の人が「臭ぁぁーーい」なんて言っていたけれど、その臭さが温泉マニアの好物なんですよ。
地獄谷遊歩道から離れた場所にある大湯沼川天然足湯にも行ってみました。自然の湯川を利用した足湯で、以前は野湯として親しまれていたようですね。ここでも北京語と韓国語が飛び交ってましたが、皆さん熱い川に平気で足をつけてましたよ。外国の人は熱い湯が苦手ってイメージがあったんですが全然へっちゃらでした。川底には後から敷いたのか元々こうだったのか、サラサラの砂が敷かれていました。
メイン足湯の手前にも川に降りられる場所がいくつかあって、ちょっと降りて遊んでみたけれど、湯元に近いせいかより一層熱かった・・・。
今夜は民宿500マイルにお世話になります。車のバンバン行き交う国道沿いにあるので、最初見たときはあまりパっとしない印象だったのですが、お宿の裏手がバーンと海に面しているので、一歩宿の中に入ってしまうと国道側とは別世界の眺望宿になります。しかもヌルスベの源泉掛け流し湯もとてもいいんです。ここは気に入りました。今回は二食付きでお世話になりましたが、素泊まりや朝食付きだとかなり安くなるんです。またここを訪れる機会があればぜひ宿泊したいなぁ。
この日は久々に布団で寝られてグッスリでした。槍ヶ岳のテント泊から始まり連日の車中泊、放浪旅はツライよ。