夕張(時代の狭間に取り残された昭和遺産)|車中泊で日本半周2018年

2018年8月11日(土)

一晩お世話になった民宿500マイルを出発です。昨夜は久しぶりにテント泊でも車中泊でもなく、布団でぐっすり眠れたので、体力が回復しました。女将さんに「お盆だから大忙しでしょ?」と聞くと、「そんなことないよ、ガラガラだよ」なんて笑ってましたが、朝から電話が鳴りっぱなしでした。

今日はいよいよ海岸を離れます。新潟から日本海沿いを北上し、函館からは内浦湾沿いを走っていたので海から離れるのは久しぶりだ~。

 

この辺りはサラブレットの生産育成の地のようで、馬用のひろーーーい牧場が見えました。

午前中に立ち寄った支笏湖の秘湯会の宿では、びっくりするくらい立ち寄り客が多くて大混雑!いよいよお盆の時期に入ったんだと実感です。

午後になり夕張に来てみました。炭鉱の町として有名だったものの閉山後は人口も激減し危機的状況だとか、以前からよくマスコミに取り上げられてましたが。そういえば津軽のあの館の城主さんも「当選したら私財をつぎ込む」と言って市長選かなにかに立候補してましたっけ。

夕張は想像通りかなり寂しく侘しい雰囲気でした。時代の狭間に取り残された昭和遺産のような。もしかしたらここを訪れる観光客の多くは、その昭和遺産のような雰囲気に浸りに、もしくは今はもうすっかり変わってしまった自分の故郷の面影を探すためにここへ来るのかな、なんて思いましたが。もしかしたら町もそのことを承知していて、あえて侘しさを残しているのかな。

夕張で楽しみにしていた温泉施設は・・・

 

寂しく閉館していました。

 

その隣には町のシンボル旧北炭化成工業所の大きな煙突がそびえています。

 

当時の面影を残す夕張遺産のひとつですね。

 

閉館してしまったユーパロの湯の代わりに今では駅前にある宿泊施設併設の浴場が日帰り温泉の役割を担っていました。

 

夕張駅のすぐ隣にある鹿ノ谷駅です。

 

時刻表を見ると丁度列車が来るようなので、線路の上にかかる橋から画像を撮ってみました。

 

すると、草むらには鹿の親子が。

 

さすが鹿ノ谷。

 

続いて夕張駅に行ってみると・・・

 

なんと、来年の3月末日で廃線になってしまうようで。

 

そのためか列車に乗って来たと思われる大勢の鉄道ファンで、夕張駅だけ局地的に賑わっていました。

 


 

せっかくなので記念に列車を撮りましょう。

 

鉄道が廃線になってしまった後、この夕張はどうなってゆくんだろう。

 

夕張に来たのでメロンを購入。すぐ食べたかったので追熟の必要がない「食べごろ」にしてみました。

 

この日の車中泊は「道の駅樹海ロード日高」でした。敷地内にはコンビニのセコマもあって便利です。夕食はそのセコマで購入しました。

 

どうやらこの辺りは「競走馬のふるさと」のようですね。

 

ちなみに車中泊時の夕食はいつもこんな具合です。

天気予報をチェックすると明後日あたりから日高地方は晴れになるとのこと。やっと待ちに待った晴れ予報です。

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