五行山はダナン中心部から路線バスで一本!簡単アクセス

五行山(マーブルマウンテン)

ダナン滞在中「せっかくダナンにいるんだから、ちょっとだけ足をのばして中心部以外も観光してみよう」ってことで、なにやら洞窟があっておもしろそうな五行山というところに行くことにしました。

そうです。海が有名なダナンにおいて、なぜか山へ向かいます。

ダナンでは連日焼き付けるような暑さで、「山」と名の付く場所に行けば少しは涼しいんじゃないかという淡い夢を抱いていたわけですが(後にこの淡い夢は見事に打ち砕かれます)。ダナンの人によると「先月まではもっと暑かった、死ぬほど暑かった」ってことです。

ダナン中心部から五行山へは路線バスで一本です。バスの本数も多いし難易度は低いと思います。

 

一番わかりやすいバス停は、ダナン大聖堂正面近くです。

 

ここから01番バスに乗ります。

01番バスは五行山を通った後はホイアンまで行くので観光客の利用も多く、それを知ってか声をかけてくるタクシーもいますが「バスで行く」と言うと、すぐにいなくなります。ダナン・・というかベトナムの客引きってぜんぜんしつこくないです。粘ってまで客引きするのが面倒くさいのかも。

 

01番バスです。これは後ろから撮ったものですが、フロントにはちゃんと01と掲示されています。乗る場合は手を振るなりしてアクションを示さないと、停まらないで通過してしまうこともあるようですが、私が見る限りバスが近づくと必ず「ファファファファーーーン」ってゆるーいビブラートの効いたクラクションを鳴らしながら車掌さんがこちらを見て「乗るかい?」って、アイコンタクトしてきます。

 

バスは運転手さんの他に車掌さんがいて、料金の集金などはこの車掌さんが全て行っています。この時の車掌さんはベテラン風の元気のいいおばちゃんでした。同じく乗車した地元民は距離にかかわらず20000ドン払ってましたが、私達は30000ドンでした。元々設定された観光客料金なのか、車掌さんのポケットマネーになるのかは不明です。

 

この車掌さん(完全日焼けガードの女性)の働きっぷりがとにかく凄いんです!

まず乗客ひとりひとりがどこまで行くかを聞いて、座る席を指示します。ようは、早く降りる人が通路側に座るようにしているんです。大きな荷物を持った人やお年寄りが停留所にいると、外まで行って荷物を持ってあげたり、手を引いて転ばないように座席まで連れていったり。停留所では人は乗らず荷物や手紙だけを預かって少し先の家に届けたりもしてました。

そんな車掌さんの働きっぷりを眺めているうちに、アッという間に五行山の停留所に到着。下車時には「マーブルマウンテン(五行山)は、道路を渡ってあの道を行けば入口よ」と丁寧に場所まで教えていただきました。
※バス下車前に、ダナンへの戻りバス最終時刻を確認しておいてください。

 

ここで下車したのは私達だけ。寂しい・・。

到着した五行山の麓の町は、西部劇にでも出てきそうな、照り付けるような暑さの埃っぽい田舎町でした。

バス停の並びにベトナムのコンビニ「ビンマート」があったので先ずは水を購入。

 

道路を渡って五行山へ伸びる道を進みます。マーブルマウンテンの名の通り五行山は大理石の産地なので、道端には大理石の加工工場がいっぱい。ちなみに五行山は周囲に散らばる5個の山の総称のようですが、その中でも今から向かう山が一番の観光名所のようで、「五行山」と言うとこの山を指すようです。

 

 

やがて賑やかに土産物店が並び始めると五行山の入口がありました。五行山には入口が二つあって、ゲート1は階段のみ、ゲート2はエレベーター(有料15000ドン)もしくは階段になります。バス停から歩いて行くと最初にゲート1、そのまま道なりに進むとゲート2です。私達はゲート1から階段で山の上を目指しました。

 

窓口では入山料40000ドンの他に、15000ドンで地図と絵葉書のセットが売られていたので買ってみました。ところが、この地図が微妙にわかりずらいんですよ。そもそも五行山自体がアリの巣のように複雑な構造になっているから、仕方ないっちゃ仕方ないんですが。

さらにこの絵葉書が昭和臭がプンプン香る昔ながらのバリバリ合成写真で、まぁ逆にいいお土産になりました。中でも秀逸なのは水牛の絵葉書ですね。現地に行って実際に見てください。

いよいよ五行山(マーブルマウンテン)内部へ!

初っ端から続くこの階段がキツかった・・・。標高も低いし、蒸し暑さ絶好調で汗だくだく。山の爽やかな風を期待していたのに、そんなもの一切ありませんでした。

 

山の上には寺院が点在、展望所もありました。

 

綺麗な花に癒されます。

 

しかし暑い。暑すぎる・・。釣鐘の下でワンコもぐで~ん。

 

さぁ、では、メインディッシュとまいりましょう!

 

 

五行山といえば、やっぱり洞窟です!

 

予備知識無しに行ったんで、まさかこんな大きなホールがあるとはビックリしました。

 

上を見上げると、ベトナム戦争時に爆撃された穴がポッカリ。

 

その穴から光がスーッと差し込み神秘的です。

 

ちなみに当ブログは顔隠し以外の加工はしないので、見たまんま本当にこんな光景が広がっています。

 

柔らかな光が降り注ぎます。

 

まるで天然のスポットライト。

 

その光の中で欧米のお爺ちゃんがミュージカルのヒロインのように手を広げながら、嬉しそうに一人でくるくるまわっていたけど、その気持ちわかるな~。(私はやらないけど)

 

次の洞窟には・・・コウモリくんが住んでいました。

 

一番アクティブだったのは、この洞窟。

 

お釈迦様の後ろから、

 

急こう配の、ほっそい洞窟を上るんですが、これがむちゃくちゃ滑る。

 

洞窟を出た屋外もむちゃくちゃ滑る。

 

だってほら足元は、長年大勢の観光客によってツルツルに磨かれた大理石ですもん。

 

しかも手すりの脇にはトラップのようにトゲトゲのサボテンだし。恐るべしマーブルマウンテン。それにしても滑り止め機能の一切ないビーサンの観光客もチラホラいたけど、どうやってここまで来たんだろう?ある意味「凄い」と思ってしまいました。

気が付けば、なんだかんだと3時間近くもウロウロ徘徊してしまった五行山。

個人的には洞窟好きってこともあって、後日遊びに行ったホイアンより全然楽しめました。

 

帰りも路線バスで戻ります。朝降りたバス停の斜め向かい辺りにダナン市街地行きのバス停はあります。例によって乗車時または集金時に降りたい場所を告げれば、最寄りの停留所で降ろしてもらえるシステムです。

さて問題だったのは帰りのバスです。この時は欧米人のカップルと一緒になったんですが、

なんと車掌さん、このカップルにひとり50000ドンと言ってます。

最初カップルは地元価格の20000ドン×2の計40000万ドンを支払おうとしたんですが、「ダメだ」と突っぱねられました。すぐに50000ドン×2(10万ドン)を払ってましたが、当然の流れのように次の私達にも「はい、あなたたちも一緒だからね」と、手は5を示しています。(まぢか~っっ)と内心思いましたが、ここでゴネても場の雰囲気が悪くなるだけなので

ええ、払いましたとも10万ドン!

(※日本円にして500円(ひとり250円)ですが、地元民価格の倍以上だよー!なんだよ倍って、クイズダービーかっつーの!)

その後いろいろな支払い場面でも、どうも欧米系の人はアジア系の人より高く料金請求されているようなんですよ。そして今回のようにたまたま支払いが一緒になっちゃうと、(言葉は悪いけど)巻き添えをくらってしまうというか・・・。

なんなんでしょうかね?欧米系の人は金払いがいいのかな?

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