天橋立(あまのはしだて)と文殊堂の地獄絵図

2018年9月21日(金)

車中泊した「道の駅 若狭おばま」の朝です。相変わらず天気がどんよりしています。ひと晩、お世話になりました。

 

昨日は暗くなってから到着したんでよくわからなかったけど「箸」が有名な場所なんですね。この時計台、箸の形をしてます。

 

朝ご飯はコチラ、日本半周の旅に出て何度もお世話になっている「すき家」です。

 

日本三景・天橋立(あまのはしだて)を上から展望

 

きょうは京都府の観光名所「天橋立(あまのはしだて)」を目指します!

天橋立は海に細長い橋をかけたように伸びる松林が美しい日本有数の観光名所で、テレビや写真では何度も見ていたけれど実際に来るのは初めて。日本三景のひとつでもあるんだって。(ん?日本三景って他にどこよ?)と調べてみると、宮城県の松島と広島県の宮島でした。ってことは、天橋立を見れば日本三景全部見た!ってことになります。

さらに下調べで天橋立には「天橋立温泉 知恵の湯」という公衆浴場があるのを知っていたので、これはぜひ入らなくては。

 

まずは高台にある展望所から天橋立を見学してから温泉に入ろうと、駐車場に車を停めぷらぷら歩いていると、こんなお得なセットを発見!天橋立ビューランドのモノレールまたはリフト往復乗車券と「天橋立温泉 知恵の湯」のセットで1000円!「天橋立温泉 知恵の湯」は普通に入浴すると700円かかったので、これは絶対お得ですよ。(お得大好き)

 

天橋立ビューランド リフト・モノレールのりばです。ここから上の展望所までは、モノレールかリフトのどちらかを選びます。
天橋立ビューランド リフト・モノレールのりばをGoogleマップでみる

 

リフトにしました。リフトの方が開放的だし外の空気に触れられて楽しいじゃないですか。天橋立を見下ろす展望所を目指してどんどん進みます。このリフト、なんと後ろを振り向くと天橋立がバーンと見えるんですが、景色を眺めるのは後のお楽しみで。

 

おっ、京都コーラ缶。実は天橋立が京都府にあるって知らなかったんですよ。京都っていったら清水寺とか伏見稲荷大社とか金閣寺とかのイメージ強いじゃないですか。京都に海があるってことすらパッとイメージできない。

高台の上はミニ遊園地になっていました。

 

じゃーーん!天橋立です。

 

海を横切る橋のように細長く、白浜と松林が連なる不思議な光景です。んー・・なんで、こうなっちゃったの?

 

帰りは目の前に天橋立を眺めながら下ります。贅沢なリフトだね~。

 

そしてお楽しみの「天橋立温泉 知恵の湯」へ!と思ったけど、その前に天橋立の海岸をちょっとだけ散策してみることにしました。(画像は道端にあった天橋立マンホール)

 

やっと青空が出てきました。

 

うおっ!海がとても綺麗。

 

なかなかの透明度ですよ。

 

知恩寺・文殊堂・地獄絵図

 

「三人寄れば文殊の知恵」の言葉の由来になったといわれる知恩寺は、天橋立のすぐ横にあります。こちらの文殊堂は「日本三文殊」のひとつなんだって。うーーむ、日本三名泉、日本三景、日本三文殊・・・昨日から「日本三〇〇」が続いております。

 

ん?綺麗に整った松の下に何か白いものがぶら下がってますよ。

 

大量の小さな扇がぶら下がってました。

 

小さな扇の正体は「おみくじ」でした。扇形のおみくじなんて初めて見たな~。

 

文殊堂のナウな絵馬です。

 

ナウじゃない絵馬も残されていました。

 

これは何を描いたのかな?刀振り回して尋常じゃない様子。

 

おおおっっ!地獄絵図がありました!!子供の頃から地獄絵図を見るのが大好きだったんですよ。

 

地獄絵図はかなりえぐい「お仕置き」が描かれてるんですが、それを見て怖いとかゾっとするとか思ったことがなく、こうして緻密に活き活きと人々の様子が描かれている部分に強くひかれます。まぁ描かれている人のほとんどが鬼籍の人なんで「活き活きと」っていうのもヘンだよなぁ。

 

これはおそらく、生前の悪事を裁いてどのコースの地獄に落とすか決めているんですね。「この浄玻璃鏡を見ろ、お前の悪事が全部映ってるぞ」

 

「おまえ、生前なんちゅー悪さしとんねん、これはさすがにアカンやつやろ、はい地獄Aコースね」

 

有名2大地獄。針山地獄と、血の池地獄。もしかしたらあの世では「日本三地獄」っていうのもあるかもしれない。

 

(温泉マニアの亡者たち)「うわーーーっっ、すごい、すごい!ここまで濃い赤湯見たことナイ!泉温も夏向きでいくらでも長湯できるぅぅ。」「サマースパ、最高ぅぅぅ!」

 

「やだっっ!なんなのよ、あのキモヲタ達はっっ!」「温泉マニアは出禁よ、出禁っっ!とっとと摘み出しておしまい!」

 

これはどういう地獄だろう?ちなみに仏教の教えには疎いんで、どういう悪事でどの地獄に落とされるのかはサッパリわかりません。

 

地獄の次は極楽へ。お楽しみの「天橋立温泉 知恵の湯」です。循環・塩素使用だけど、なんたって天橋立の温泉だよ!?それだけで何か特別感があるじゃないですか。

はじめての天橋立は、美しい海の景観はもちろん、文殊堂の地獄絵図も素晴らしく良かったです。極楽浄土と地獄の見事なコラボでした。

 

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